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  • 江濵沙依子さん テキスタイルアートコース

    江濵沙依子さん テキスタイルアートコース

    最後となる5回目のインタビューでは、卒業制作展を終えての感想や将来について取材しました。

    江濵沙依子さん テキスタイルアートコース

    作品タイトル:「身体を織る」
    テキスタイルアートコースの江濵沙依子さんにメディアデザイン領域1年生の神田遥香が取材しました。


    5回目 2月10日

     

    最後となる今回のインタビューではテキスタイルアートコース実習室で京都市美術館での卒業制作展の感想や将来についてお聞きしました。写真は卒業制作展の期間中にたびたび訪れ、撮影したものです。

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    神田:お疲れ様でした!先輩はその場で作品を作るというパフォーマンスをされてたから、お客さんに話しかけられてることが多かったように見てておもったんですが、どうでしたか?

    江濵:お客さんからは「何してんのん?」っていう質問から始まるんですよ(笑)私は別の質問がくると思ってたので「何してんのん?」かぁ・・・と思って。その質問から始まるってことは、やっぱり織りっていうものについてあんまりみんな親しみがないんだなということに気づきました。視覚的に楽しんでもらうのがまずスタート地点として設定したいなというのがあったんで、何にも知らなくてもおもしろいとか思ってほしいなと思いながら制作しました。

     

    パフォーマンス中の江濵さんとお客さん

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    神田:搬入に行ったときに前回のインタビューの時より作品がたくさん増えててびっくりしました(笑)一つ一つの作品ににメモがついていてすごくわかりやすかったです!

    江濵:それもつけなさいって先生に言われたんですよ(笑)つけたら、あぁ~なるほどなるほどって呟いていく人が多くて、わかってくれたんやなぁって思いました。

     

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    京都市美術館で行われたテキスタイルアートコースの公開合評の様子

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    神田:やっぱりその場にいて実際に作品を作っている人はいなかったから、よくお客さんと話されているなっていうのが印象的でした。

    江濵:めっちゃ近くに寄られて手元がすごく震えました(笑)

    神田:緊張します?(笑)

    江濵:手元とお客さんの目の距離10cmとか(笑)

    神田:近い!(笑)

    江濵:やめてって~(笑)

    神田:結構みんな食いつくように至近距離で見てる方が多かったですもんね。笑

    江濵:度胸試しみたいな感じです(笑)人の前でやるってことも勇気がいるから。

    神田:今までインタビューしてきて思ったんですが、先輩はあえて厳しいところに持っていかれることが多い気が・・・(笑)

    江濵:・・・嫌いじゃないです(笑)1年生、2年生の時も結構自分に厳しかったんですよ。それを今その時を知らない人に言うと、え~うそ~って言われるんですけど(笑)3、4年はゆるゆるに過ごしてたんでもう一回自分に厳しくやりたいなと(笑)

     

    神田:では、これからの活動はどのようなことを考えていますか?

    江濵:一応就職活動をしてたんですけど決まらなくて、モノは作ってたいのでどうしようかなって思ってたんですが、父親が京友禅の職人してるんですけどそれ手伝いながら、親と話してるには私のブランドを作ってもいいよと言われたので、親と連携しながら着物だけじゃなくて雑貨などを作って活動していけたらいいなと思っています。京友禅をスタート地点にして、あとは好き勝手にしていいよって言われてるので自分が思うように活動していこうかなと・・・

    神田:自分でブランドを作るってことですよね?すごい!

    江濵:就職活動をしてたらいろいろ疑問がわいてくるんですよ。大学に入ると就職のガイダンスとかあるじゃないですか。その流れに乗って就職しなあかんみたいな空気がまわりにでてきて、私もその流れに乗って就活してみるんですけど、いつまで経っても私には馴染まなくて…それで私は本当に就職してみたいのかなって疑問から始まって、やっぱりせっかく大学で勉強したんやしちゃんとやりたいことやろうと思ったんです。親はだいたいやりたいことはお金を貯めてからやりなさいって言うんですけど、今のこの歳だからいっぱい失敗もできるしそれが許されるって言ったら悪いかもしれんけど、まだ大学出たてで何も知らんような歳やから社会的に許されるところがあると思うんで、それを逆に利用して活動しようって。やっぱり就職してお金を貯めていかはる人の期間を使って、自分は高みを目指して上へ上へいく。お金を貯めてから始める人とだいぶ時間の差ができるからそこで差をつけたいんです。人と違うことをするってことはたぶんそれなりの壁とかまわりの厳しい目とかあるだろうけど、そんなんは人と違うことしてるから当たり前だと思うんで。アウェーこそ燃えませんか?(笑)

    神田:やる気がわくんですね(笑)

    江濵:なにくそ!みたいな(笑)私は一浪もしてて受験も失敗してて、コンプレックスの塊なのでそのコンプレックスがあってこそ頑張れる。まわりを見返してやりたいんです。次あった時に私はまわりより大きくなってて、今更寄ってきたって知らないんだからって言いたい。(笑)

    神田:なるほど(笑)すごい決断ですね。勇気いりますよね。

    江濵:結構悩みましたね。就活をしてる間もずっとそれで悩んでて、だから面接行っても悩んでることが表に出ちゃってて、面接官の人に読まれちゃって、この子なんか中途半端な気持ちなんやなって思われて落ちちゃう。

    神田:じゃあ就活を始める前からずっと悩んでたことなんですか?

    江濵:なんでみんな同じときにスタートして同じような格好して同じようなつまらない発言をするんやろうって。面接ってシステム的っていうか。流れ作業みたいなところに気持ち悪さを覚えて、自分で発言しながら気持ち悪!ってなっちゃって。(笑)

    神田:言いながら自分の中で戦ってる感じですね。(笑)

    江濵:でもそんなんだしたらあかん。親の手前もあるし親に今までお金出してもらってた分返していかなあかんから、稼いでいかなあかんけども、自分の人生やから私のやりたいことをやりたい。自分のまわりの環境と絡めるともう全然わからんくなってどうしようって悩んでたんですけど、親はなんとなく悩んでるのを悟ってて好きなことやれよって言ってくれて。

    神田:結構スッと賛成してもらえたんですか?

    江濵:いや、スッとじゃないですよ。今でもたまに「こんなん求人あるけどどう?」ってすすめてくるんですよ。あぁやっぱり就職してほしいんやなぁって思うんですけど、でも一回決めたことは私も曲げないタイプなんで、決めたからって言ってもう無視ですよ(笑)

    神田:(笑)4月からもう始められるんですか?

    江濵:はい。でも現実はそれだけでは食べていけないので、何か手段を見つけないといけないんですけどまだ模索中です。

     

    神田:毎回たくさんお話してくださるのでインタビューが楽しかったです!

    江濱:私自身あまりピックアップされることがなかったのでとても嬉しかったです。ありがとうございました。

    神田:こちらこそありがとうございました!

     


    4 回目 1月28日

    4回目となるインタビューは、京都市美術館での搬入の様子を取材させていただきました。

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    江濵さんの作品もトラックから降ろされ、どんどん運ばれていきます。

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    傷つけないよう、丁寧に包装された江濵さんの作品。

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    一つ一つ位置や高さを調整しながら、包装をはずしていきます。

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    何度も教員と話し合いながら作品を調整されていました。

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    お互い協力しあいながら作業をしていくテキスタイルアートコースの学生たち。

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    真剣なまなざしで作業を進められている江濵さんの姿がとても印象的でした。

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    3 回目 1月16日

    ──テキスタイル実習室にて取材させていただきました。

    神田:こんにちは。今年も宜しくお願いします。

    江濵:こちらこそ宜しくお願いします。

    神田:前のインタビューから冬休みをはさみましたが、制作の進み具合はどうですか?

    江濵:だいぶ方針は見えてきたので、あとは自分の頑張り次第でなんとかしないといけないなと・・・(笑)

    神田:何体ぐらいできているんですか?

    江濵:今、完成しているのは3体なんですけど、あと8体制作しないといけない・・・(笑)

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    江濵:会期までには5体、6体完成させるのが目標です。後の残りはパフォーマンスで展示中に完成させます。

    神田:その場で完成させるんですか!すごいパフォーマンスですね!

    江濵:会期中に完成させないと!

    神田:初日に合評ですよね?パフォーマンスも初日ですか?

    江濵:いや、毎日コツコツやって完成させます。

    神田:あっ!毎日やるんですか?!

    江濵:はい。自分でもできるのかなぁと思うんですけどね(笑)

    神田:完成している3体以外はもう縦糸は張ってあるんですか?

    江濵:縦糸は・・・張ってないです。ちょっと急がないと(笑)

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    神田:1体仕上げるのにどれくらいかかるんですか?

    江濵:とっかかったら早いほうなので、1体とか2、3日でやってしまいます。

    神田:本当にエンジンがかかると早いんですね!思うように作業は進んでいますか?

    江濵:最初にあんまりビジョンを掲げないで自由にやろうと考えていたんです。なるようになると!笑

    神田:なるほど(笑)

     


    2 回目 12月12日

    —テキスタイル実習室にて取材させていただきました。

    神田:こんにちは。

    江濵:こんにちは。

    神田:制作のほうは進みましたか?

    江濵:それがまだあんまりエンジンがかからなくて・・・笑

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    神田:でも前より1体増えましたよね?この赤い糸のは初めて見ました。

    江濵:そうですね。とりあえず縦糸だけやってみました。

     

    神田:では今回は今まで作られてきた作品について聞かせてください。

    江濵:これが今までの作品をスクラップしたものです。

    神田:これは3年のときからですか?

    江濵:そうですね。これは3年生の時の作品なんですけど、針金をかぎ針で編んで途中からステッチをしていったりとか。最初透けたものがすごく好きで・・・それで進級制作展で作りました。これアイロンで折っていくと型が付くんですよ。

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    神田:わぁ・・・すごい!

    江濵:折々ってなってるのをこんな感じでいろいろ留めたりしてました。

    神田:きれいですね。

     

    江濵:あとは比叡山延暦寺で展示させてもらったりもしてて。

    神田:すごい!

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    江濵:これはヨシで作ったんです。

    神田:琵琶湖のヨシ!私も総合の授業でヨシを使って立体を作りました!笑

    江濵:根本中堂っていうお庭のところに展示してもらったんです。

    神田:作るのは服だけじゃないんですね。

    江濵:そうなんですよ。なんか・・・引っ張っていかれてる(笑)

    神田:(笑)

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    江濵:これは近江の麻でウェディングドレス作ってくださいって言われて、ウェディングドレスとかブーケとか髪飾りとかを作りました。

    神田:これは学校外の活動ですか?

    江濵:そうですね。

    神田:楽しそう!

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    江濵:これは成人式の振袖なんですけど、デザインを自分でして・・・

    神田:自分でされたんですか!?えぇー!

    江濵:父親が職人なんで実際に作ってもらって・・・

    神田:すごすぎる・・・

    江濵:これはクリムトの絵なんですけど、クリムトのこういう細かい柄の部分がすごい好きで・・・(下絵の)三角とか四角はクリムトの絵からヒントをもらってきました。あとポピーも好きなんで、ポピーも組み合わせたり。

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    江濵:店舗デザインしてみたり。

    神田:あ、自分で考えて・・・

    江濵:グッズのデザインとか、ショップバッグとか。あとは、DMだったりビラだったり。

    神田:すごいなぁー・・・私がしたいこととも似てますね。

     


    1回目 11月25日

    ─テキスタイル実習室にて取材させていただきました。

    神田:こんにちは。はじめまして。これからよろしくお願いします。

    江濵:よろしくお願いします。

    神田:さっそくですが、今どんな作品を作っているか教えていただけますか?

    江濵:今まだちょっと途中なんですけど、ボディに直接縦糸として糸とかいろんな素材を張って、横に服を割いたものや古着とかを割いたものを通して織り込んでいくという、服のような造形物のようなものを作ってます。

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    神田:タイトルは決まってますか?

    江濵:タイトルですか(笑)

    神田:まだそこまではいってないですか?

    江濵:最後にいつも決めるのでまだですね。ちょっと全体見てからって感じで。

    神田:奥にあるものも江濵さんの作品ですか?

    江濵:そうですね。

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    江濵:これ一応1体目なんでどんな感じかまだつかんでない状態でやってみたんですけど、すごい縦糸とか下の縦糸が集まるところの線とかもきれいに見えるんで、横あんまり通さなくてもいいかな~みたいな。で、合計全部で目標8体。

    神田:えっ!?8体も作られるんですか!?すごいですね!

    江濵:作るつもりです(笑)当日に、パフォーマンスでちょっと会場でも織りをやろうかなと思ってます。
    神田:この作品はどういうところから思いついたとかありますか?

    江濵:私もともと服をずっと作ってきてるんですけど、服を作るには型紙をひかなくちゃいけないじゃないですか。それがちょっとこんなん言ったらあれやけどめんどくさいんです(笑)

    神田:たしかに大変ですもんね(笑)

    江濵:テキスタイルの特徴として織りと染めがあるんですけど、もしかして直接張ったら型紙ひかなくても服作れるんちゃうんって思って(笑)

    神田:あ~なるほど!

    江濵:で、そっからちょっと展開をして作ろうと思いました。普通の糸を横糸にしてもいいんですけど、それやとおもしろくなくて・・・

    神田:それで服なんですね。1体ずつ結構同系色でまとめるんですか?

    江濵:そうですね。なんかこれは一応グラデーションをやりたくてやったんですけど、あんまりちょっとうまくいかなくて・・・

    神田:とてもきれいですよ!

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    江濵:こことかはニット、セーターとかカーディガンとかを使ってて、これはネクタイとかで。で、スカートのちょっと透けた素材のやつとかTシャツとか。で、あとこれがスーツのズボンなんです(笑)

    神田:わあ!すごい!笑

    江濵:で、これネクタイで普通の夏物のスカートとか。

    神田:普通に割いて細長くしてやってるんですか?

    江濵:そうそう。

    神田:すごい。ここボタンとかも見えてますね(笑)

    江濵:こういうタグとかボタンとか見せたり、ひも垂らしてみたりとかして。

    神田:服って感じがしますね。

    江濵:ちょっと服を使ってますっていうのを遊び心で出してみようかなと思ってやってます。

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    神田:進み具合としては順調ですか?

    江濵:私スイッチがかかると早いほうなんですけど、エンジンがなかなかかからなくて(笑)

    神田:制作はいつごろから始めてるんですか?

    江濵:制作は~・・・後期に入ってから。

    神田:前期は何をされてたんですか?

    江濵:3年生の時から一貫して卒業制作に向けて段階を踏んでいく感じなんですけど、ちょっといろいろ迷いもあったりして脱線して(笑)で、結局はこういうところにかえってきた感じです。

    神田:コースを選ぶときにテキスタイルっていうのは初めから決めてたんですか?

    江濵:高校の時にファッションを勉強していて、好きな作家(ファッションデザイナー)さんがいるんですけど、その作家さんがすごい布のほうに重点を置いて形とかはざっくりとした感じで、布に凝って作ったはるのをみてそういうのもアリなんやなぁと思って。で、テキスタイルで勉強したらもうちょっと深まるかなぁとか思って。

    神田:ちなみに作家さんの名前教えてもらってもいいですか?

    江濵:皆川明(みながわあきら)さんです。

    神田:家に帰って調べてみます(笑)

     


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  • 永禮尊大さん 住環境デザインコース

    永禮尊大さん 住環境デザインコース

    最終インタビューでは卒業展覧会や大学生活を振り返り、卒業後の目標についてもお話されました。

    永禮尊大さん 住環境デザインコース

    卒業制作:schole 〜遊びに学ぶ場〜

    住環境デザインコース4年生の永禮尊大(ながれたかひろ)さんに総合領域2年生の井上守晃が取材しました。


    10回目 2月8日(土)

    最後の取材はインタビュアーである井上の自宅で夕食後に行いました。

    現代アートコースの花田さんとプロダクトデザインコースの品川さんもご一緒でした。

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     【卒業展覧会を顧みる】

    井上:卒展を振り返って今どう思われているか、作品の自己評価や美術館での合評内容も含めて教えてください。

    永禮:卒展の作品は欲しい形にならなかった。コンセプトまでははっきりできたと思うけど、その考えを形にできなかったよね。間が抜けてるっていうか、考えを形に変換する過程が問題。変換するための自分のやり方を確立する前に作ってしまった感じかな。今回の形もさ、もともとの学校のイメージにかなり捉われてるよね。プールが四角とか。

    井上:管理されすぎてるとか子供の遊びにあまり自由が無いとか合評でも言われてましたよね。

    永禮:機能的ではあるかもしれないけどね。塊を繋げてるだけみたいな。

    井上:その反省を活かしてもう一度その小学校を作るとしたらどんな形になりそうですか?

    永禮:遊びを具体的に分類して、その要素を造形に取り入れたいね。自然の中での遊びなら、その場所の何が良いのかってことを細かく考えて。

    井上:子供がどんな遊び方をするかってことですね。

    永禮:うん。コンセプトをちゃんと形にできるようにこれからがんばる。今わかってる欠点を克服しなきゃ。卒展の作品は良いきっかけになったよね。

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     【成安での4年間を顧みる】

    永禮:1学年ずつ漢字にしてもいいかな?

    井上:はい、どうぞ。例えですね。

    永禮:1年生は“石”だな。

    井上:石のように…

    永禮:堅かった。それまでと全然違う美術の世界に入って戸惑って堅くなってた。そして2年は“崩”かな。適合しようとがんばって崩れた。3年は“変”にしとこうか。

    井上:がんばって変われたんですね。

    永禮:うん。変わろうとがんばりすぎて3年の後半はしんどくなっちゃった。自分の存在がかなり曖昧な感じになって。

    井上:4年生ではどうなりましたか?

    永禮:4年生になってからは自分の存在が明確になってきたな。意識レベルが一段階上がった感じ。自分のことなんだけど他人事だと思ってた時間が長かったんだけど。昔から大切にしてたものに出会えたからだろうな。

    井上:気づいたってことですか?

    永禮:そうかもね。まぁ、ある人物なんだけど。表面に見えないものや言わないことの大切さに気づかされた。

    井上:4年生の漢字はどうしますか?

    永禮:“転”だな。

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    永禮:2014年のこれからは“子”だね。一つの世界が終わり次の新しい世界が始まるみたいな。

    井上:大学生活が終わり次の社会に出るってことですね。

    永禮:“子”って字は一(始まり)と了(終わり)からできてんの。俺が一番好きな漢字なんだけど。

    井上:なるほど。よく名前にも使われますよね。

    永禮:うん。住環境デザインの4年生に後藤美子っているじゃん。

    井上:はい。

    永禮:よしこって名前好きだわ。最強だと思う。完璧じゃない?

    井上:完璧…なんですか?

    永禮:生を受け死ぬまで美しいっていいよね。人の一生がそこにあるんじゃないかと思う。

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    【今後の目標】

    井上:建築家になって彫刻もやるんですよね?

    永禮:うん。もともと彫刻したくてこっちの世界に入ったからね。彫刻やりたいって言ったら父親に反対されて、建築の方をまず職業にしようと思って住環境デザインに入った。

    井上:彫刻家になるために建築から入ったんですね?

    永禮:そう。建築家であり彫刻家でありたい、芸術家みたいな建築家になりたいってことかな。今はほとんど居ないと思うけど。まずは建築士の資格取らなきゃな。

      【後輩へ】

    井上:成安の後輩にアドバイスをお願いします。

    永禮:夢を持て!情熱が無いと流されるよ。

    井上:ざっくりですがとても大切なことですね。

    永禮:夢を持ってる人少ないよね。俺も去年やっとできたんだけどさ。まぁ、安定とか好きな奴は気にすんな。

    井上:そうですね(笑)ありがとうございました。永禮さんの取材できて楽しかったです。またお食事しましょう。

    永禮:俺も楽しかったよ。ありがとう。また来るわ。

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    9回目 1月31日(金)

    卒業制作展3日目。

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    今回は壁に設置されていたパネルの詳細をご覧いただきます。schole 0-5

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    住環境デザインコースの合評は京都市美術館でも行われました。

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    8回目 1月28日 (火)

    本番前日、京都市美術館での搬入です。

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    分割して運搬した模型はここで仕上げられました。

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    模型のサイズは150分の1です。

    とても大きくて豪華な小学校だと思いました。

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    7回目 1月27日(月)

    卒業制作展本番を2日後に控え、梱包作業に入られました。

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    主に模型の土台に使われているカネライトが緩衝材として使われています。

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    梱包が終わったらトラックに積み込みです。

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    6回目 1月26日(日)

    展示台に使う部品にペンキを塗る作業です。

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    翌日はトラックに積み込みです。


    5回目 1月15日(水)

    この日は模型作りを進められていました。

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    スチレンボードを部品の形に切り出してくっつける作業です。

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    指されている所が1クラス分の教室になる空間です。

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    だんだん細部が形になってきました。

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     4 回目 1月7日(火)

    実習室に入ると永禮さんは栗を召し上がっておられました。

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    パネル用の図面を制作中でした。

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    JWというソフトを使われているそうです。

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    3 回目 1月6日(月)

    2014年最初の取材は実習室にお邪魔しました。

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    井上:あけましておめでとうございます。

    永禮:おう、あけおめ。

    井上:髪、かなり減ってますね。

    永禮:うん、変かな? 自分で切った。

    井上:うーん、若返ったというか、似合ってると思います(笑)

    模型かなり進んでますね。

    永禮:そうかな? まだ細かい所作ってないけど。間に合うでしょ。

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    井上:やっぱりだいたい低い建物なんですね。高くても二階くらいかな。

    永禮:うん、だいたい地下。教室も地下だし。カフェが5mくらいあるけど。カフェは円柱のやつね。

    井上:永禮さんが地下を活用して、あまり高い建物をデザインしないのは景色や自然の邪魔をしたくないからでしたっけ?

    永禮:それもあるけどね。作りたくないから(笑)

    井上:え、作りたくないとは?

    永禮:見られたくないって気持ちもあるよね。恥ずかしい。形作るの苦手だし。俺自身洞窟に住みたいとか思ってるから。

    井上:そんな気持ちが現れてるんですね? なんか秘密基地っぽくも思える。

    永禮:うん、たぶんそんな感じ。

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    粘土で作られたこのスタディは永禮さんが今回の作品で最初に手で作られた形です。

     


    2 回目 11月27日(水)

    2回目の取材はインタビュアーである僕の部屋で、夕食と共に始まりました。

    人生初だと笑いながらアボカドを潰す永禮さん。

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    現代アートコース4年生の花田さんと日本画コース4年生の藤田さんも参加されました。

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    永禮:そろそろ見せようか?
    今日は今までの作品見せてって言ってたからポートフォリオのデータとか持ってきたよ。まとめてる途中のやつだけどね。

    井上:そうですね。見せていただきます。

    藤田:おぉー、見たい見たい!

    井上:ありがとうございます。

    花田:私ポートフォリオとか・・・(笑)

    藤田:永禮君の漢字ってこんな難しい字だったんか。私ずっと流で一文字だと思ってたわ。へぇー。

    花田:私も最初読めんかった。

    永禮:うん、最初から読めるは人珍しい。この前宅配のおっさんに、お名前えいれいさんですか?って聞かれたもん。
    ながれですって言ったら、ながれそんだいさんですかって言われてさ。ながれたかひろですって説明したわ。たぶんその人最初は、えいれいそんだいって名前だと思ってたんだろね(笑)

    井上:たかひろの方は一発で読んでほしいですよね。これ2年の課題ですか?

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    永禮:そう。この頃かなり不器用でさ、このへんガッサガサなんだよね。

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    永禮:自分が子供の頃楽しかった秘密基地のイメージを入れてると思う。

    井上:最初の時も秘密基地アツく語ってましたね。

    花田:男の子は いくつになってもそういうの好きだよな。

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    永禮:次のは3年でやった遺跡博物館のデザイン。

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    井上・藤田:かっこいい!

    永禮:これは結構先生に好評だった。これ形良いって先生も言ってくれたね。右利きが左手でサラッと書いたみたいなかっこよさがあるって。
    遺跡って地下から見つかったもんだから古墳のデザインを参考にしてみた。だから展示も地下だよね。

    藤田:まるっとした所と尖ってる所のバランスがいいね。永禮君円好きなん?

    永禮:そうなんかなぁ。

    花田:よく円使ってるよね?

    永禮:うん、そうやな。色んな所に使い易いんじゃない?
    完成されてる形だし。俺形作るの苦手だし。

    井上:円って守られてる感じしますよね。

    永禮:そうそう。これも三年のだ。劇的住宅。

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    永禮:これは建築の要素と彫刻の要素を混ぜて一つの住宅にした。

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    建築と彫刻

    永禮:彫刻的な部分って建築的と比べると機能性は無いんだけど、精神的には住む人に影響するじゃん?
    それって精神性を考えた物作りだと思うんだよね。アートやデザインだけじゃなくて色んな分野に云えることかもしれないけど、これからは精神的な影響を考えて作ったり行動する人が多く出てくるんじゃないかなって色々見てて最近思う。

    井上:そういう人が成功し易い世の中になりそうですね。

    永禮:進級展にさ、さっきの遺跡博物館とこの劇的住宅のどっちを出すか迷ってたんだけど、最終的に劇的住宅の方だけ出した。先生は両方出してもいいとか言ってたし、博物館の方が良いって思ってたかもしれないけどね。俺は遺跡博物館を出すのは嫌だったの。

    井上:かっこいい形ができたのにですか?

    永禮:うん、だって形だけだから。精神性を考えてなかったし、その頃は形のかっこよさばっか追ってたからね。作った後で気づいたんだけど。

    井上:劇的住宅の方が彫刻的要素という点で精神性を考えたデザインになり始めてたんですね。

    永禮:そんな感じ。自分の思いが入った作品を出したかったからね。

     

    このように永禮さんの制作は移り変わってきたそうです。

     

    【コンセプトを形にする難しさ】

    井上:永禮さんは精神性を大切にした物作りをしていきたいと言われましたが、今までそのコンセプトをどれくらい形にできてると思いますか?

    永禮:うーん、半分くらい? いや、半分もできてないと思う。

    井上:そうですか。

    永禮:うん、まだまだ。

    花田:どの分野でも難しいよね。形にしてみるとなんか違うってよくある。

    永禮:だよね。自分が実現したいコンセプトを形に置き換えるテクニックをこの4年間で得たかったな。
    アートにしてもデザインにしても、なんでそのコンセプトでその形なの?って思う物が多すぎるじゃん。
    だから自分はそこをがんばりたいなって思う。

    井上:伝えたいことと形のズレを埋める作業ですね。

    永禮:うん、もっと早く気づけばよかった。

    井上:いつ頃から意識し始めたんですか?

    永禮:4年の後期かな、ちょっと遅いよね。

    井上:小学校のデザイン、どこまでコンセプトが形になるのか楽しみです。

    藤田:完成が楽しみだね。

    永禮:がんばるわ。

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    【タイトルについて】

    永禮:タイトルどうしようかな。そろそろ決めんとね。

    藤田:学校(school)の語源って古代ギリシャ語で暇とかだったよね。もともと暇つぶしの遊び場だったとか。
    永禮くんの作品の話聞いてて思い出したわ。

    永禮:へぇー、そうだったんか。知らんかった。調べてみるわ。

    後日永禮さんがschoolの語源を調べて今回の作品に合うと思い“schole ~遊びに学ぶ場~”というタイトルに決定されました。

    【子育て】

    井上:永禮さんは自分の子供だったらどう育てたいか考えたことありますか?

    永禮:えー、子育てか。したくないなぁ。怖い。
    こんな自分が育てたらどんな大人ができちゃうか怖いよね。

    井上:確かに、僕も怖いと思います。特に幼少期は。

    永禮:小さい頃って周りの大人がやってること教えてることが当たり前だと思うし、自分が育てられてる環境が当たり前だと思っちゃうからね。その子が大人になって子育てするときにそれをベースにするかもしれないし。

    井上:悪循環になるとますます怖い。実際そうなってる家族もあるんでしょうね。

    藤田:悪いものよりも良いものを先に見せてあげなきゃね。人間関係も。

    井上:なんでも一流のものってなるとお金かかるけど、できるだけ誠意あるものを見せるべきだと思います。

    花田:そやな。私結婚すら考えてないけど。

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    永禮:最近は他人の子育てには口出ししないのが普通じゃん?

    藤田:そういう風潮だね。

    永禮:うん。でも俺は口出ししちゃうんだよね。ていうかできるだけ言うようにしてる。

    井上:親戚や知り合いの子供じゃなくてもですか?

    永禮:そう。だいぶ前電車乗ってる時にさ、ベビーカーに小さい子乗せた母親を見たんだけど。その子供泣いてて、でも母親はすごいめんどくさそうな顔してんの。抱っこしてあげないんかなって思って見てたら、ベビーカーについてるカバー下ろしちゃって。

    花田:ひどい。

    井上:不安だから泣いてたんだろうに、真っ暗にされたらもっと不安になっちゃいますね。

    永禮:だよな。その時このままじゃダメだなって思って迷ったけど、結局何も言えんかったんよね。
    それを今でも思い出して後悔するから気づいたら言うようにしようって思ってる。その子がこのまま育てられたらどうなるんだろうって俺が悲しくなるから。

    井上:勇気出さなきゃ言えませんね。でも後悔するなら言った方がいい。

    永禮:気になると言いたくなる。めんどくさい性格なんだろうな。

    このようなエピソードを含めてゆっくりお話でき、永禮さんがどんなことを気にしながら生活しているのか、制作に込めている思いも少しずつ知ることができました。

    長い夕食会は空が明るくなった頃お開きとなりました。

     


    1 回目 11月18日(月)

    この日は初取材で、永禮さんがよく作業されている実習室でお話しました。机の周りには建物の図面や模型を作るための材料が置かれていました。

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    住環境デザインコースの実習室にはたくさんの模型がいつでも見えるように置かれています。

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    永禮さんが最近粘土で作られている物もありました。

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    このように初期段階の構想を形にした物をスタディと呼び、この簡単な模型を用いて外観のイメージやデザインを検討するそうです。

    永禮さんは特に制作に関してのリサーチや試作が豊富だと担当教員から聞いています。

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    井上:お久しぶりです。授業お疲れ様でした。

    永禮:久しぶり。今日はよろしく。

    井上:よろしくお願いします。永禮さん、寒くないですか?(足下を見て)

    永禮:今日も寒いな。

    井上:そうですね、なのに下駄ですか?

    永禮:あぁ、うん。今日は下駄だよね。靴下ここにあるけどな。

    井上:校内で下駄履いてる人珍しいですよね。しかも冬に。

    永禮:でもこの学校ならあんま目立たないよね。

    井上:そうかも、他の学校よりは。

    永禮:うん。

    井上:はい、さて、今日が初回ということで主に卒業制作のコンセプトについてお聞きします。

    もうかなり決まってる感じなんですよね?

    永禮:そうそう、一応紙にまとめて持ってきたわ。ちょっと長いんだけど。

    井上:ありがとうございます。

     

    〈コンセプト:永禮さんより〉

    現代の子供に対する学校機関や教育方法について疑問を感じている。戦後、表面的な海外からの快適性を取り入れた結果、本来大切にしなけばならない精神性を日本人は置いて行ったのである。彼らはからっぽなのである。その精神性の一つに遊びがあり、それは子供達にとって重要な存在である。彼らは遊びの中で個を形成していくための要素を吸収している。遊びに学ぶことにより、表面上の暗記のような事柄ではなく本来の自分自身が持っている個の素質を引き出すことができる。それは彼らの土台になるのである。それができていない子供達は、基礎を無しに建物を建てているようなものだから・・・つまり、遊びは大切なんだよってことを云いたいんだよね。

     

    永禮:がんばってコンパクトにまとめてみたけど、やっぱ長いね。

    井上:この作品は子供の教育について深く関わってるんですね。今回はこのコンセプトに基づいて、永禮さんがデザインする小学校という形で作品にするんですよね?

    永禮:うん、そうだね。今の子供達の遊びって劣化してると思うから。

    井上:遊びの劣化ですか?

    永禮:うーん、遊びの環境の劣化だね。

    井上:それは自然が減っていたり社会が危険になってきているからですか?

    永禮:そういうのもあるね。今は外や公園で遊ぶのを危ないって制限される時代だし。俺は小さい頃、川で遊んだり木に登ったりもよくしてたし、そんなとこで友達と集まったりもしてたけど、最近はそんな子供達少ない気がする。

    井上:ワイルドな子供だったんですね、ちょっと意外です。

    永禮:ワイルドなのか。最近はあんま運動してないけどね。秘密基地とか作ってた。作ったこと無い?

    井上:秘密基地・・・あるような気もするけどそんなガチで作ったことは無いと思います。

    永禮:そっか、俺はよく作ってたよね、秘密基地。下が崖になってるのに不安定な木の上に作ってた。下手したら死ぬよね(笑)

    井上:危ないことしますね。楽しそうだけど。

    永禮:うん。やっぱ子供達にとって秘密基地とかって大切だと思う。大人達から隠れて遊んだり自分なりに考えるのが大事なんだよね。

    遊びの環境の要素にさ、時間、場所、方法、集団ってあるのね。最近はその集団、子供達が集まる場所が少なくなってる気がする。というか、室内で遊んでるよね。大きな集団での遊びが減ってくことで子供達の精神的な成長に関わると思うんだよね。

    井上:小さい子供達って遊ぶ集団の中で自分の役割や立ち位置をだんだんわかっていきますね。コミュニケーション能力も発達するだろうし。

    永禮:そうそう、そうなんだよね!大人社会に向けてそういう体験って大事だよ。喧嘩ってとにかくダメなことみたいに教育されてるけど全然喧嘩せずに育つのはまずいよな。心をぶつけ合わないとお互いわかり合えないこともあるし、子供は喧嘩して成長するから。最近いじめが多いのはそのせいもあると思うよ。

    井上:そうですね。大きくなってからじゃもう遅い経験かもしれませんね。大人になってから喧嘩したり暴れたらもっと危ない。

    永禮:そうそう、そうなんだよね。

    井上:ではこの作品で永禮さんは、子供達が遊びを学ぶ所、遊びに学ぶ所としての小学校のデザインを提案されるんですね?

    永禮:うん。最近の小学生は時間に追われてるからね。小学校は子供達が集まれる場所だから遊びを取り入れることによって改善できるかと思ってね。それに勉強では引き出せない個性や力を引き出して、心を外に向けられるような小学校にできたらいいなと思ってる。

    井上:次の取材ではそれが具体的にどんな形になるのかと、今までの制作についてもお聞きしようと思います。

    永禮:おっけー、次もよろしく。

    井上:はい、ありがとうございました。

     

    このように初回のお話では卒業制作のコンセプトやそこに至った理由、そして永禮さんの現代の教育に対する思いにも触れることができました。

     

    実習室での取材後体育館に移動して、現代アートコースの花田さんやインタビュアーの後輩達とバスケットボールをされました。

    激しい運動は久々でしんどいとおっしゃっていましたが積極的に汗を流されていました。

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  • 木下奈緒さん プロダクトデザインコース

    木下奈緒さん プロダクトデザインコース

    最終回の記事です。作品と先輩の将来についてお聞きしました。

    木下奈緒さん プロダクトデザインコース

    作品タイトル:clish
    プロダクトデザインコースの木下奈緒さんにメディアデザイン領域1年生の鄭順那が取材しました。


    5 回目 2月2日

    ──今回も京都市美術館に伺いました

    鄭:先輩!優秀賞受賞おめでとうございます!!

    木下:わあ!ありがとう!!

    先輩の作品「clish」が優秀賞をとられました。
    CIMG2016のコピーCIMG2018お会いして早々に祝福の言葉をかけました。
    お互い気持ちが盛り上がって、当分2人で喜び合いました。

    鄭:じゃ改めまして、作品を作り終えてみて出来映えを聞かせてください。

    木下:そうですね… もちろん後悔するところもちょこちょこあって、全部作りこめなかったかなとか、あとで先生から指摘もらってあ〜!その通りです!って思うとこもあって、それはもう直せなくてすごく悔しいんだけど、きれいだねとか公共性があって良いねとか全体的には良い評価を頂けたし、めちゃくちゃ酷評してくれた先生からはあなたに可能性があると思うからこんなに言うんだよっていう愛の鞭をいただけたので満足です!

    鄭:満足で何よりです…!この賞もその結果やと思います。

    木下:ありがとう〜。

    鄭:大学を卒業されたら先輩は将来的にはどうされるんですか?

    木下:就職ですね。

    鄭:その…就職先は…もう決まられてるんですか…?

    木下:あ、決まってるよ!

    鄭:あ!良かった!そこ聞くの大丈夫かなって思ってまして(笑)

    木下:大丈夫!もう決まったから!(笑) 大阪の方で寝具まわりのデザインを企画させてもらえる事になりました。そこで空間デザインを学びたいんです。今回の私の作品の良いとこは空間のデザインまでしているとこで、洗面台だけじゃなくて空間のデザインっていうのをテーマにしていて、それで頂いた評価でプロダクトって単体で考えられることが多いけど、空間のデザインをすることでそのまわりに一致したりだとか統一感が生まれるからとても良い事だねって言われて、就職先でもそれをもっと学ぼうと思います。ゆくゆくはキッチンまわりとかもデザインしたいですね。

    鄭:1つに固まらず色々展開していくのが良いですね。先輩ならできますよ。

    木下:できると良いな。

    鄭:あの、今までインタビュー本当にありがとうございました。毎回先輩がすらすら答えてくれはったからとてもやりやすかったです!

    木下:いえいえ私もやりやすかったです!

    鄭:私の卒業制作もぜひ見に来てください。

    木下:あ!見に行く!楽しみにしてるね。

    鄭:はい!ではありがとうございました。


    4 回目 1月28日

    ──今回は京都市美術館で搬入作業の様子を見させてもらいました。

    トラックから梱包された木下さんの作品が下ろされます。
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    展示がますます楽しみです。


    3 回目 1月17日

    ──プロダクトデザイン実習室にお邪魔させてもらいました。

    鄭:こんにちは!(ホワイトボードを見つけて)あ、これは会場の展示イメージですか?

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    木下:こんにちは!授業中に先生が書いてくださった、展示したらこんなんでしょうってやつですね。

    鄭:もうそんな段階まできてるんですね…!作品もだいぶ進みましたか?

    木下:前回木の骨組みだけだったじゃない?そのまわりを板で巻いて、それを磨いて、さらに今は塗装までしています。造形ラボにあるので見に行きましょうか。

    鄭:はい!

    ──造形ラボへ

    木下:オープンザドア〜!

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    鄭:え?!めっちゃきれい!!

    木下:でしょ!でしょ!

    鄭:想像してたのとまた違いました!!すごい!!これはテンション上がりますね!(笑)

    木下:でしょ!塗装前に磨く作業があったんだけど、それが大好きで大好きでなかなか進まなかったんよ(笑)ずっと磨いてて(笑)

    鄭:磨いた後に塗装するんですね。

    木下:そうそう。じゃないと表面がボコボコになっちゃうから、ちゃんときれいな状態に整えてから塗ります。

    鄭:このくぼみはどうやって…?

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    木下:ここはね、最初に削っておいて塩ビ版を埋め込んであるの。これがたいへんで1日がかりだった(笑)

    鄭:ここで1日も…!磨いて塗装したらこんなきれいになるんですね…

    木下:これまだ下地だからねもっときれいになるよ。

    鄭:これが下地でメインの塗装があるんですか!それはもっと光沢が出るんですかね?

    木下:うん、トゥルントゥルンにするつもり!

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    鄭:わ〜!楽しみ!この中は電気とかの仕組みですよね。

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    木下:うん。中に家庭用の手動で付ける蛍光灯とか豆電球をそのまま使ってるよ。

    鄭:けっこう身近なもので作ってあるんですね(笑)

    木下:実はそうなの(笑)光ったらなんでも良いからね(笑)

    鄭:完成がほんとに楽しみです!作品が大幅に形になってて今回はとても興奮しました(笑)

    木下:あたしも(笑)


    2回目 12月23日

    ──今回は作業中の造形ラボに伺いました。

    木下:これをつくってます。

    プロダクトデザインコースプロダクトデザインコース鄭:おお!これは台の部分ですか?

    木下:はい。後はぺらぺらの薄い板をくるっと巻いてとめて、白く塗りたてます。作りが雑だからお恥ずかしい(笑)

    鄭:いえいえいえ(笑)

    木下:この台の上に流しであるアクリルの球体をのせます。

    プロダクトデザインコース鄭:年内にはどれくらい進めはるんですか?

    木下:本体は年内にはできたらいいな~!年明けには作品の写真を撮ったり、パネルを制作するだけの作業にしたいです。あ、あともう1つつくる予定なんですよ。この今つくってるのがスタンドタイプで、もう1つは壁付けにするタイプで、アクリルの球体が壁に付きます。この2つを年内につくる予定です。

    鄭:うわぁ、たいへんですね…

    木下:ふふふ、間に合うかなぁ(笑)

    鄭:アクリルの球体自体もここでつくらはるんですか?

    木下:球体はネットで注文してます。球体っていうかドーム型(半球体)を買ってその2つを合わせます。あと球体の中の水や空気が出る為の装置っぽいものとかをつくったりします。なので台より球体の方が時間がかかるかもしれないです。

    鄭:良いお年をこせるように…頑張ってください!!

    木下:ありがと~(笑)


    1 回目 11月27日

    ──プロダクトデザイン実習室にお邪魔させてもらいました。

    鄭:こんにちは。よろしくお願いします。まず、木下さんが制作中の作品について教えていただけますか?

    木下:はい。私は公共用トイレの手洗い場の流し台と、その周りの空間をデザインしています。

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    木下:普通の公共用トイレって、手を洗ったあとでぺっぺってやるから周りがすごい汚くなるじゃないですか。それで荷物が置けなかったりと色々不便な点があるので、そこをなんとかしたいと思ったんです。この提案では、ドーム型に手をつっこんで洗って、中で風も出てくるんで水もきれるんですよ。また、壁から出ている棒が荷物を置く台になっているので荷物が水に濡れにくいんです。

    そして、これが実物大の模型です。

    プロダクト_木下さん

    鄭:わあ〜!

    木下:手を洗ってそのまま乾燥機にいこうとすると周りがぼたぼたになるから、全部この中で水がきれるようになってます。また、水はねもしないようにドーム型の形状にしています。

    鄭:全部一式でできるようになってるんですね!できたら便利そう!本番は水とか出るようにつくられるんですか?

    木下:京都市美術館では水は使えないらしいので、実際には流し台をアクリルの球体で作って、そこに配管をそれっぽく付けて、いかにも水が出そうな感じにしようと思います。で、中のメンテナンスの時に取り外しができるようにとか業者さんのことも考えて設計してます。

    鄭:そこまで考えて…すごい!

    木下:これ今までのスケッチなんですよ。

    プロダクト_木下さん

    プロダクト_木下さん

    鄭:すごい量!

    この作品って作品展にむけて新しくつくられたのですか、それとも以前に1回作られたものをベースにされた感じですか?

    木下:私のは1年かけて考えました。

    方向性が決まったのつい最近なんですよ。なので最初のスケッチとか全然意味わかんない絵とか描いてるんです(笑)

    3年生の時に『水まわり』っていう課題でトイレットペーパーホルダーを作って、それが楽しかったから水まわりのものを卒制でもやろうかなって。

    水を大切にをコンセプトに節水できるような流し台つくれたらなって。

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    鄭:ほんとみごとに全部水まわりのアイデアですね…

    木下:あと、これは大きさと高さと穴の大きさを検討するためにつくりました。

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    木下:最初こんなにょろんてした楕円形にしようと思ってて、それでこんな形だったんですけど、最終的には正円形になりました。

     

    (製図の計算式を見て)

    鄭:プロダクトって計算むずかしそう…(ボソッ)

    木下:計算苦手なんですよ…(ボソッ)

    一番製図使うのってどこだろうって考えたらプロダクトで、すごい細かい単位で製図作ったりするから一番向いてないコースだなと思いながら入りました。

    プロダクトデザインコースに入りたくて成安にきたからもういくしかないと(笑)

    鄭:入学当初からプロダクトに決めてたんですね。

    木下:生活に一番接してるものが作りたくて。

    だから私がつくってきたものは生活感が漂うものばっかですね。

     


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  • たくさんのご来場、誠にありがとうございました。

    たくさんのご来場、誠にありがとうございました。

    「成安造形大学 卒業制作展・進級制作展 2014」の…

    たくさんのご来場、誠にありがとうございました。

    「成安造形大学 卒業制作展・進級制作展 2014」の開催は、2月23日(日)にて終了いたしました。会期中たくさんのご来場、誠にありがとうございました。

  • ファッションショー SEIAN COLLECTION 2014 BORN 

    ファッションショー SEIAN COLLECTION 2014 BORN 

    2月20日 SEIAN COLLECTION 2014 BORN の公演が京都文化博物館1階別館ホールで行われました。
    撮影:井上守晃 山本理佐子

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    撮影:井上守晃 山本理佐子

  • 成安造形大学進級制作展2014が始まりました

    成安造形大学進級制作展2014が始まりました

    2014年2月19日(水)から成安造形大学進級制作展…

    成安造形大学進級制作展2014が始まりました

    2014年2月19日(水)から成安造形大学進級制作展が大津市歴史博物館2階企画展示室A・Bにて始まりました。
    進級制作展<大津会場>は2月23日(日)までの開催です。是非、ご高覧下さい。

    (関連企画)ファッションショー SEIAN COLLECTION 2014
    京都文化博物館1階別館ホール
    2014年2月20日(木)
    1回目 14:30開演 2回目 18:30開演

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  • 展示風景2月18日。明日から進級制作展大津会場スタート。

    展示風景2月18日。明日から進級制作展大津会場スタート。

    いよいよ明日、2014年2月19日(水)から成安造形…

    展示風景2月18日。明日から進級制作展大津会場スタート。

    いよいよ明日、2014年2月19日(水)から成安造形大学進級制作展が大津市歴史博物館2階企画展示室A・Bにて始まります。
    大津会場は2月23日(日)までの開催です。是非、ご高覧下さい。

    (関連企画)ファッションショー SEIAN COLLECTION 2014
    京都文化博物館1階別館ホール
    2014年2月20日(木)
    1回目 14:30開演 2回目 18:30開演

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  • 田中天さん デザインプロデュースコース

    田中天さん デザインプロデュースコース

    田中天さんの制作風景レポートインタビュー、最終回です。最後の取材では卒展の感想や将来についてお話をお聞きしました。

    田中天さん デザインプロデュースコース

    作品タイトル:『元町ミナミ ここどこ展 元町ミナミのPR計画』
    総合領域デザインプロデュースコースの田中天さんの卒業制作を総合領域1年の松崎智美が取材しました。


    第6回 インタビュー

     

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    松﨑:卒業制作として、二部構成の展覧会の『ここどこ展』をやってみていかがでしたか?

    田中:多くの人を巻き込めた展覧会になったかなって。
    楽しくて充実した卒展になりました。う~ん、会場の空気とか色々「大学」って感じ

    今回は賞にとらわれずにやろうと思ってて、卒展は成安の集大成を発表する場だから三年次編入生より成安で四年間がんばってきた人がとるべきだと思うところもある…って考えるけどやっぱり賞を貰えなかったのは悔しいよね。

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    今回は会場の作りのことをあまり考えてなかったのと、中田天さんとわたしの名前が似ていて混乱が起きたのが思いの外多くて…そこが反省だね。
    京都市美って右からも左からも来れるようになってて…最後から見てしまうとちょっとわからないかなって。
    だからどっちから来ても分かるように工夫しなきゃいけなくて…説明のしにくさが目立っちゃった。

    展覧会ごとに気づくことがあって、前回やった『彼は誰時(かはたれとき)展』(第3回インタビュー参照)の時には記帳って大事だなって思って…。記帳するっていうのはその展覧会を認めてるっていうか、良かったよっていう表現方法で一つの礼儀だと思う。される側からだととてもうれしいし。
    今回でいうとキャプションって本当に大事だなって!やっぱり自分もキャプションってパッと見てしまうことがあるんやけど、作ってる側からするとキャプションの文字も作品と同じくらい考えて作ってて、大事なんだよね。
    キャプションって本当に難しい。

    課題の残る展覧会になりました。でも、これから生かせるいい展覧会になったとも思う。

    今回の制作では後輩のみささん(藤原美咲さん)とか、人に恵まれてたなーって思います。
    お手伝いとかも笑顔で引き受けてくれて…本当にいい環境だなって思いました。

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    松﨑:今回の卒展全体について、どうでしたか?もう回られました?

    田中:昨日ほぼ一日中回ってました。楽しいですね。
    総合領域についていうと1年目にしてはまとまったかな~って思います。
    結構バラバラだから…初めてだしどうなるかと思ったけど(笑)
    あっという間でした。

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    松崎:今後のことについてお伺いしていいですか?

    田中:京都造形芸術大学の通信制の大学院に行きます。
    院では今やってることをもっと深めたいと思ってて、プレゼンテーションの技法みたいなんを作りたいとか、経営学を取り入れたデザインを作りたいとか…ちょっと違ったことをしたいな、と…ちょっと難しいこと言ってます(笑)
    勉強する二年になると思います!

    就職っていう選択肢はなくて…専門時代に一応就職しようと思って就活やって、あんまりいい結果が出なかったの。
    インターンまでしか行けんかったんやけど、それで学ぶことが必要だと思って成安に来て…で、もうちょっと学びたいと思ったから大学院…っていう感じで。

    そのほかのことで言うと、AAFの活動をやっていったり、お母さんのエステのお店でシステム的な仕事…内側の仕事の手伝いをしていったりとか。いずれは独立して事務所を持ちたいなって思ってます。
    そのためにもお母さんのお店で経理とかを勉強させてもらって。

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    田中:わたしは二年間専門学校で勉強して三年次編入で成安に来たから、どうしてもリアルが先に来てしまって…作品作っているのを見ても、それをビジネスにつなげるにはどうするんだろう…とか。色々考えちゃって、それはダメな事じゃ全然ないんだけど。
    やっぱり純粋にただ制作やってる子ってとっても生き生きしてて、そういう制作することだけ考えてどっぷりやりたかった気持ちもあった。
    でもそういう作品をビジネスに繋げていく、仲介することがわたしのやりたいことなんだなっていうのも改めて思った。

     

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    ──今回卒業制作のインタビューをさせていただいて、田中さんの明るく楽しいお人柄に惹かれました。
    田中さんの周りにはいつも人がいて笑顔が溢れていて、田中さんは人に恵まれているとおっしゃっていましたが、それも田中さんの魅力あってこそなのだろうな、と思いました。
    同じ領域の先輩の卒業制作を間近で見ることができて、わたしにとってはとても勉強になった卒業制作展でした。

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    ──最後に田中さんに、インタビューされてみていかがでしたか?と聞いてみました。

    田中:普段写真を撮る側だったから、撮られるのが新鮮だったな
    記事を見た知人に「天ちゃん緊張してる」って言われた(笑)そうでもないんやけどなー

    松﨑:インタビュアーについてはどうでしたか…?

    田中:ん?一年生やなぁって思った!(笑)

    ──慣れてないわたしの取材を受けていただき、色々と親切にしてくださった田中天さんを初め、取材協力してくださった奈良さん(第5回インタビュー参照)、先輩方、本当にありがとうございました!


    第5回 1月21日(火)、2月2日(日)

    今回の記事では編集の都合上1月21日(火)と2月2日(日)の取材分を一緒に掲載しています。

     

    1月21日(火)『ここ展』 取材地:ギャラリー葉月(神戸市三宮)

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    田中さんの卒業制作で、二部構成の展覧会である『ここどこ展』
    その第一部『ここ展』が1月17日(金)~1月22日(水)に神戸市三宮にあるギャラリー葉月で開催されました。その『ここ展』の様子を取材しました。

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    私が訪れた時には会場にすでに来場者の方がいらっしゃっていて、とても和やかな空気でした。その時の来場者の方が田中さんの知人だったということや、会場の雰囲気からとてもアットホームで暖かい印象を受けました。

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    会場では、写真が展示されているほかにロール紙が壁に貼られていて、絵や文字などが書かれています。お話を聞くとこれは訪れた人が展覧会の感想や写真に対しての一言、またはイラストなどを描くというものでした。訪れた人が展覧会に直接参加でき、その時は絵しりとりが続いていてとても盛り上がっていました。

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    ロール紙には『イイネ』のシールも貼られていました。

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    来場者にこの3枚の『イイネ』シールを配布し気に入った写真の下に貼ってもらい、それを踏まえ賞を決定するというシステムでした。
    そうして入賞した作品は、第二部である『どこ展』で展示されます。

    この日は総合領域2年生で出展者でもある藤原美咲さん(写真左)が会場のお手伝いをされていて、出展者の奈良明香さん(写真右)が展覧会を観にいらっしゃっていました。

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    松﨑:どうですか?『ここ展』のこれまで
    田中:えと、土日が人少なくて心が折れそうでした
    藤原:そんなことないです。絵しりとりがありました。
    田中:そう、土曜日絵しりとりめっちゃ盛り上がった!(笑)

    田中:出展者の奈良さんにインタビューしとく?面白いこと言ってくれるよ(笑)
    奈良:え?!
    田中:あ、出展者の藤原さんも…藤原さんも面白いこと言ってくれる!(笑)
    藤原:ええ!
    奈良:あ、主催者の田中さんめっちゃ面白いこと言ってくれますよ(笑)
    田中:ええ~仕返しや~(笑)

    松﨑:(出展してみて)どうでしたか?楽しかったですか?
    奈良:寒かったです(笑)
    田中:寒そうやったなぁ
    松﨑:いつ頃撮られたんですか?何月…
    奈良:1月の最初ぐらいでしたね

    奈良さんは田中さんの高校の後輩で、その縁もあって出展に至ったそうです。出展者の方々は大学関係者やお友達が多いそうで、展覧会を訪れる方も田中さんの知り合いの方が多く、田中さんの広い人脈がうかがえました。

    田中さんの『ここどこ展』への熱い思いはこんなところにも…

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    『ここ展』が終わると、次はいよいよ卒展会場で『どこ展』が展示されます!

     

    2月2日(日)『どこ展』 取材地:京都市美術館

    『ここどこ展』の第二部である『どこ展』が展示された京都市美術館で、田中さんに取材をさせていただきました。

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    ここでも『ここ展』と同様にロール紙が用意され、来場者が参加できる形がとられていました。

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    田中さんは来場者の方たちに積極的に話しかけ、説明をしてコミュニケーションをとられていました。写真展で大賞を取られた人の名前が「中田天」さんで、主催者が「田中天」さんだということで誤解や混乱が多いようでした。

    また、成安卒展でのツアーがあったらしく、ツアーの参加者の人たちに急きょ作品の説明をされていました。

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    15:00すぎから、辻先生とデザインプロデュースコースの学生が集まり、簡単な合評のようなものが行われました。
    同じ領域の一年生である私としては先輩方の制作意図や反省点、それに対する先生の意見やアドバイスなどが聞ける大変貴重な機会でした。

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    16:00からは翌日の搬出のための梱包作業です。

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    田中さんの助っ人として、美術領域二年生の嵯峨先輩(写真右)が駆けつけ一緒に梱包作業をお手伝いされていました。

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    梱包は怒涛の速さで行われ、あっという間に作品が収納され白い部屋に早変わりしていきました。

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    1月29日から2月2日にかけて開催された卒業制作展が終わりました。

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    次回が最終記事です。
    最終記事は『ここどこ展』についてや卒展について、そして田中さんの今後の進路についてのお話になります。


    4回目 1月28日(水)搬入風景

    1月28日の9時から行われた京都市美術館への作品の搬入と設置の様子に密着しました。

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    田中さんの設置に、総合領域2年生の藤原先輩(写真左)と金山先輩(写真右)もお手伝いにいらっしゃってました。

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    藤原先輩は神戸で行われた『ここ展』への作品出展や、会場でのお手伝いなどもされていました。

    お話を聞くと偶然にも同じ先生に習っていたということで、とても仲の良い様子でした。

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    設置は朝の9時からお昼休憩を挟んでお昼すぎまで行われました。

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    私もお手伝いさせていただきました。

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    設置が一通り終わり一段落です!

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    設置の後に『ここ展』でも行われていた、作品の下に貼られたロール紙に絵を描いたり絵しりとりをしたりしました。

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    田中さんは、設置の後には見回っている先生方と笑顔でお話されていました。

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    準備の間に少しお話を聞かせていただきました。

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    田中:うーん、今回一番悩んだのは賞を決めるのかな。出展者の方を直接知ってるし、撮っている時のこととか知ってるから一人一人に賞を付けたい気持ちはあるんやけど…
    それはまた違うし…って。
    だから賞を決めるが一番しんどかったね。

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    私は今回初めて卒展というものに触れて、まして準備のお手伝いという貴重な体験をさせていただき、とても勉強になりました。
    ハプニングもテキパキと処理されていて、設置は終始和やかに笑顔でされている楽しい現場でした。


    3回目 12月19日(木)

    食堂にて、第3回目の取材を行いました。

     

    今回は、前回お願いしていた田中さんのポートフォリオを見せていただきました。

    ポートフォリオとは、アーティストが自分の作品をまとめたものを言います。

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    ↑「hinaka」に関する取扱い説明書

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    ↑クリスマスケーキ予約のパンフレット

     

    松﨑:今までで過去にやった展覧会や制作した作品で特に思い出深いものってありますか?

    田中:えーー最近でいったら自分でやったやつかな、この辺かな。やっぱり。

    自分でやったやつが、一番…

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    田中:この『彼は誰時展』は複数人でやったブログ展で…一個のテーマがあって、それに合わせてみんな自由に表現、みたいな展覧会。

    『彼は誰時(かはたれどき)展』っていうのをやったんやけど、「彼は誰時」っていう言葉が、彼っていう漢字…彼氏の「彼」に、「は」、「誰」…「時」って書くんやけど。

    えと、感覚で言ったら夕焼け時の「黄昏(誰そ彼)時」の逆。朝焼け時のことを「彼は誰時」っていうらしくて、それをテーマにして展覧会をした。

    自作した服や、自分で染めて染色した布、日本地図のクッションみたいなのをつくって街とかを刺繍でして、吊るして…っていう感じで色々な作品が展示されて…

    で私はアクセサリーを出しました。

    松崎:手作りですか?

    田中:うん。バイトがアクセサリーを作るとこで、これ(下の写真)もつくったやつ。

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    でもほんまに貼ってるだけやから、なんていうんやろハンドメイド…っていうんかな?ってわたしにはすごく疑問…

    なんかさ、芸大やったらこういうのも自分で作ってる子とかいるやんか。プラ板に自分の絵描いてパーツにするとか、それこそレース編むとかさ、なんか樹脂粘土作るとか。それをみてるとこれはハンドメイドじゃないって思うけど、一応ハンドメイド…

    まあバイトでもやってるし、あとお店でも売ってもらってる、私の商品。

    松崎:それは神戸ですか?

    田中:そう…でもそれは微妙なとこよね。

    で一応、その展覧会はテーマが「彼は誰時」やったんで私、いつもは創造的なことはしぃひんけど…

    空想的な話でその朝焼けを連れてくる使者みたいなのがいます。で、その使者がつけてるアクセサリーを作りましたっていって、羊毛の、ガチ羊毛を使って作品つくって。

    刈り立ての羊毛を、掃除する前…毛糸になる前…羊毛フェルトになる前…てか洗うまえやから縮れてる子もあるし…

    なんていうかまぁ、きっちゃないのもあるのを、うまいことよって、そのアクセサリーをつくった。

    めっちゃくさかったけど。(笑)

     

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    松﨑:今は卒業制作の方はどんな感じですか?

    田中:今は、フライヤーが出来たんやけど、配送先を間違えておじいちゃん家に届いたので(笑)

    それを今日取りに行くので…明日、渡します。

    松﨑:(笑)ありがとうございます。出展者とかはどうなっているんですか?

    田中:出展者は、もう各自…

    松﨑:もう決まって…

    田中:うん。もう決まってて、各自写真を撮ってくれてる状況かな。

    松﨑:順調ですか?

    田中:…多分。わかんないけど。

    でもフライヤーは、今週中にその出展者の人には送るつもり。

     

    後日、『ここどこ展』のフライヤーをいただきました。

    開催が刻一刻と迫るなか、順調に準備が進んでいる様子でした。

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    (『彼は誰時展』のお話は第二回インタビューの時に伺った話ですが、
    編集の都合上第三回の記事にあげさせていただきました。)


    2 回目 12月13日(金)

    お忙しい中の取材のため、この日は学生ホールで昼食をとりながらとなりました。

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    田中:なんでも聞いてください。

    松崎:あの、『ここどこ展』って個人的にとても好きな名前なんですけど、これはどうやって思いつかれたんですか?

    田中:えっと、三宮と京都で二個 展覧会をするから、繋がってるのがいいなって思って。で、『あっちこっち』か『そこどこ』か『ここどこ』か…みたいな。
    文字の並び的に『ここどこ』が一番いいかなって。あっちこっちやったらその二個が関連性がないというか、外向き合ってるなと思って、それで。

     

    松崎:なぜ写真展というカタチにされたんですか?

    田中:うーんと、その街のPRをする時に、何がいいかなと思って…その街の様子を見せる方がいいかなと思って、写真展っていうカタチにした。街の様子を外部の人に見てもらうためには写真が一番ベストかなって思って。

     

    田中さんは、神戸・三宮でここ展(第Ⅰ部)、京都市美術館の卒業制作展会場にてどこ展(第Ⅱ部)を開催されます。

    展覧会の内容は、一般の方から元町ミナミで撮影した写真を公募し、写真展を行うというもので「ここ展」にて来場者投票を行い、上位の作品が「どこ展」にて展示されます。

    人や風景など、元町ミナミの魅力が表現された写真が展示される予定です。

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    松崎:今はなにをされている状態ですか?

    田中:今は、卒制と、バイトと…

    松崎:まだバイト…

    田中:まだバイトしてます。神戸のアクセサリー屋さんでバイトしてます。と、あとはAAFという名前のNPO法人に入ってて、そこの団体の活動と、お母さんがエステサロンを経営していて、そこのなかにネイル部門っていうのがあって、そこの担当をしています。

    松崎:すごい、いっぱいですね…

    田中:忙しいですね。あと個人的にもちょいちょいデザインのお願いとか入ってきたりして…っていう状況。

     

    大学外での活動が主な田中さんは、授業以外ではあまり大学におられないそうです。

    作品や活動のお話のほかにも、田中さんについての質問もさせていただきました。

     

    松崎:好きなもの、嫌いなものってなんですか?

    田中:えー?好きなもの?なんやろ…好きなもの…

    なんか一個に没頭するタイプやからブームがあって、ガンってハマったらガーンってハマって、でスッて去って、ガンってハマってスッて去って…みたいな感じで。

    今年熱かったのはモールアートとくるみボタン。モールアートはすごくて、あの二週間くらいはずっとモール触ってたね。ご飯食べてる時もモール触ってた。

    モールでリスを作って…あ、リスが好き。好きなもの、リス。

    こんな感じで…

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    (モールアートの画像を見せてもらう)

    松崎:あ、可愛い!

     

    今回の取材では卒業制作のことや田中さんについて、少し深いお話を伺うことができました。

    次回の取材までにはDMが出来上がってるということで、次回のレポートではそのDMと、田中さんに見せてもらう予定のポートフォリオや過去の作品についてお伝えできればと思います。

     

    撮影協力:山本


    1 回目 11月28日(木)

    田中さんへの初取材をA棟105教室:総合領域演習室で行いました。

    今回は作品の概要、コンセプトと進行状況についてお話を聞かせていただきました。

     

    田中さんの作品の内容は『展覧会をする』というもの。

    元町ミナミをPRする目的で、一般の方から街の様子を撮影した写真を公募し、写真展を行うそうです。

    展覧会は二部で構成されており、第一部である『ここ展』を神戸三宮で、第二部である『どこ展』を京都市美術館で行われる卒業制作展会場にて展示されます。

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    松崎:では、コンセプトをお願いします。

    田中:コンセプトは、神戸の元町にあるひとつの町をPRするにあたって写真を公募して写真展をする…ていう感じかな。

    松崎:それは、どうして思いついたんですか?

    田中:全体的に企画書を見てもらうとわかると思うんですけど、去年の10月に母がその元町のエリアでエステサロンを構えて、もともとわたしも神戸出身なんで元町はよく行くところなんですけど、まああんまり通らないところ…だったり、有名なもの…こう、すごくマニアな人の世界には有名なモノが多いんだけど、一般の人にはあまり…知られていないっていうような街…でも最近新しい飲食店がOPENしてたり徐々に人が増えてきているので、その街の魅力を伝えたいなと思ってこの企画をしようと思いました。

    松崎:それはいつ思いつかれたんですか?

    田中:それは結構序盤…卒展っていうカタチをとるっていう時から思ってました。

     

    松崎:今の進行状況はどんな感じですか?

    田中:今は広報用のフライヤーの絵を作ってもらってたり、あと企画書を完成させようと色んな人に見てもらってます。

    松崎:作ってもらうっていうのは…

    田中:そう、依頼…友達。イラストレーターやってる子に依頼してて。

    松崎:なるほど。

     

    企画書を二部、資料としていただきました。

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    3回という訂正回数の数で、企画を立てるときには企画書を書き上げたところが完成ではなく、広く意見を貰ってブラッシュアップする作業が大切なのかがわかります。

    同じ総合領域の後輩としても一個人としても、とても勉強になって充実した1回目のインタビューになりました。

    インタビュー:松崎 写真撮影:寺田

     


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  • 三浦阿藍さん 洋画コース

    三浦阿藍さん 洋画コース

    最後となる五回目では将来のことや作品名についてなどをお聞きしました。

    三浦阿藍さん 洋画コース

    作品タイトル:「ピジン」
    洋画コースの三浦阿藍さんに総合領域1年生の川北実由が取材しました。


    5 回目 1月30日

    搬入を終え、展示1日目。最後のインタビューとなります。

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    川北:今後はどのような活動をされていきますか?

    三浦:そうですね。これからは立体物作ったりもしていきたいと思いますね。彫刻も。

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    川北:それは作家として、ということですか?

    三浦:そうです。作家として。仕事・・・・はしたくないですね。作家をしていくために少し仕事はしなければならないと思いますが。しばらくはこういった作品を作りながら新しいものを作りたいと思います。次考えているのは、今の作品は白地から色を付けているんですが、黒地から進めていく、というのも面白いかなあと。

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    川北:作品が出来上がって何か心境に変化などは?

    三浦:今回の作品は自分が思っていなかったことや考えていなかった方法などで作れたり、出来上がってから気づいたことなどもあってたくさんの事を知れて、できて、とても視野が広がったと思います。

    三浦:この作品についてはすごく難しい問題もあって、地形っていつも奪い合うものじゃないですか。今だったらアフリカ大陸を取り合っていたり。

    川北:それは本当に難しい問題ですね。ずっと解決できていないし・・・

    三浦:こういった作品が溜まったら個展なども開きたいですね。グループ展だとみんなの作品があるので自分の作品の意味が変わってきたりしそうなので個展を。

    川北:仕事はどういう系をされますか?

    三浦:今塾講師のバイトをしてて、地元から美術講師のお誘い的なものもあったので、講師かな。

    川北:地形は世界をモチーフにされていますよね。海外は行かれますか?

    三浦:はい。もちろん。今はエジプトとかに行きたいですね。地形は、人によって変えられていくので、早くいろんなところに行きたいですね。

    川北:後輩たちに対して作品を作るうえで必要なことなどありますか?

    三浦:中身も大切なんですけど、本質じゃない部分ってあるじゃないですか。この、枠とか。周りですね。作品をがんばるのもいいけど、フィニッシュの段階できれいにすべてを仕上げるまでを考えたほうがいいと思います。この作品の枠は絵の具とかがたくさん垂れていたので白く塗っています。ずっと昔は世界の果ては滝になっていて・・・っていう考えとかあったじゃないですか。そういう意味でこの作品を作っていたなら白に塗る必要はないけれど、僕の考えるイメージとはちがったので塗っています。イメージに合わせて周りを補正していくのが大切だと思います。

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    川北:作品を作られる過程でで作品に対する思いがずれてきたりしませんでしたか?

    三浦:シンプルに見えてたくさん情報が詰まっているんです。でも入れすぎてしまうとだめだし、少なすぎてもだめ。結構僕の作品は感覚的なところが多くて。線引きっていうのは大変でした。根本はずっと変わっていませんが先生とかのアドバイスが足されて足されて、いい作品になってきたと思います。

    川北:完成度は何%くらいですか?

    三浦:ちょっとこれは行き過ぎたな・・・っていう作品もあるので、115%からその作品分マイナスして100%だと思います。

     

    タイトルの「ピジン」とは

    貿易商が現地の人としゃべるための共通の言語 ピジン語 からきている

    地形をモチーフとしているこの作品と相まって不思議な雰囲気を醸し出している。

    5回のインタビューから三浦さんの考え思いがたくさん伝わり、展示された作品をずっと眺めていました。

    三浦さん、とてもためになるお話、ありがとうございました。

     


    4 回目 1月29日

    今回は待ちに待った搬入作業です。

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    丁寧に梱包された作品をトラックから荷降ろし中。

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    展示場所に運び入れて、梱包を解いていく作業が始まります。

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    この後、位置や高さを調整しながらの展示作業に移ります。
    どの作品もとてもすてきでした。とてもいい作品展になりそうです。

     
     


    3 回目 1月23日

    前回、白かったキャンバスには色がついていて完成間近。

    最終の追い込みと調整中の様子。

    川北:もうほとんど完成に近づいてきていますね。

    三浦:はい。配置はまだこれから考えていくところですが、ほとんど完成です。
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    川北:これは、すべて油絵の具で描かれているんですか?

    三浦:ほとんどが油絵の具で、ところどころがラッカーです。

    三浦阿藍さん

    川北:時間はどうですか?間に合いますか?

    三浦:問題が起こらない限り、大丈夫です。それが一番心配ですが・・・。

    くぼみにたまった絵具はまだ乾いていないところもたくさんある。

    川北:こうして作品を見てみると赤い色が多いですよね。赤系統には理由があるんですか?

    三浦:赤にしているのは、この地形を作るときに地盤のプレートの動きであったり、断層であったり、山があったり、地球の動きを表すようにしているんですが、それってすごいパワーが感じられるものだと思うんですね。力強さを表現するにはやっぱり淡い色よりも赤い色が一番表せるかな、と。宇宙から見ると海は青に見えますよね。だからといって青色をつけてそのまま海を表現するのではだめだな、と思ったので赤色が多いです。

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    川北:前回から何か変わったことはありますか?

    三浦:そうですね。前回と変わらず進められています。順調です。

    川北:作品のこだわりを教えてください。

    三浦:地形は一目見てわかると嫌なんですよね。よーくみて、あ、この地形見たことがあるなって。何度も見てから気づくような作品がいいなと思って制作しています。この作品たちも一応モチーフとしている地形があります。

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    川北:地理が弱くて・・・すいません・・・。

     

    前回からガラッと印象の変わった作品は他とは違う魅力がありとても興味を惹かれる作品となっています。
    どこの地形をモチーフにされているか探してみてください。

     


    2 回目 12月13日

    2度目のインタビューでは少し緊張も解け始め、和やかな雰囲気でインタビューを行うことができました。今回は三浦さんのポートフォリオを見せていただきました。

    川北:いつからのポートフォリオですか?

    二回目に

    三浦:これは最近のポートフォリオですね。授業の作品は入っていません。

    1番最後のが3年生のとき、その他は4年生のときの作品です。

    〈3年生の時の作品〉

    二回目さん

    川北:ずっとこういうスタイルで描かれていますか?

    三浦:平面上に立体物を作ってっていうのは4年生からで、このとんがっている立体物は3年生のときにやっていたことですね。

    川北:3年生から4年生で変わった事ってありますか?

    三浦:3年生のときはやりたいことを、っていう感じで制作を進めているんですけど、4年生はやっぱり作品はどこかに展示する必要があるので、展示して初めて世に出る、きちんと展示できるものを制作しなければならないと気づいて。本当に今見ると3年生の時のやつはどこに展示するんだろ。っていう作品ばかりでした。

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    これは素材がシリコンでできていて、壁にかけても自分の重みでぶちぶちとちぎれてしまうんです。
    とんがっているやつは、先端が危ないので触れないように柵をたてなければならなかったり。そういうことを学んだんです。

    川北:現在の作品状況はどうですか?前回は下地でしたが。

    三浦:この前のは形を作ったりしていましたが今はジェッソで磨いたりする作業ですね。
    これぐらいつるつるにして、絵具をたらして、どう絵具が動くかを考えて磨いたり作ったりしています。

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    川北:制作は順調ですか?

    三浦:自分としてはまぁ、いい感じだと思うんですが、先生方は心配されてますね。みんな色がついているので。僕だけまだ真っ白なので。でも造形が僕の大事な所なので。このまま進めていければなと思います。

    川北:いまがメインですね。

    三浦:そうですね。

    川北:でもいまの状態だとうまくいっているかわからないですね・・・。

    三浦:そうですね。絵の具を垂らしてみて、またそれでだめだな。ってなったらそこをなんども削ったりやり直したりしますね。今は真っ白でわかりづらいかもしれませんが

    川北:将来的にも洋画を?

    三浦:道具的には洋画がいいかなと。でも彫刻とかも僕好きなので、そういったことにも挑戦していければな。と思っています。

    川北:洋画は難しいですか?

    三浦:難しい所もありますが、自由にできるので。人それぞれにあった方法で表現できたり。まぁ、難しいっていうと絵を描くのが難しいですね。

    鄭:高校のときに私も洋画していたんです。かっこよかったです。

    三浦:ありがとうございます

    鄭:いつから洋画を描いていらしたんですか?

    三浦:高校のときは美術部でやっていました。静物画とか。

    川北:今は静物画は描かれないんですか?

    三浦:描かないってわけではないんですけど。今はだいたいこんな感じですね。

    鄭:静物画からこういった抽象画にうつったきっかけとかありますか?

    三浦:僕、もともと立体物が好きだったんです。油絵学科ですけど。制作の合間にフィギュアとか作っていることがあって。他の人にお前はそんなことばっかりしてるなっていわれたり。で、好きな事を両方できるとのはこういうスタイルかな。最初はシリコンとかでおっきいものを作ってたんですけど無理があるなと思いだして現在の感じになっていますね。

    川北:こんな感じの洋画初めて見たんですごいびっくりしています。とっても完成が楽しみです。

     

    写真を撮る時にシャッターが一部分だけおりないというトラブルもありましたが、終始楽しくインタビューが出来ました。

    記2回目


    1 回目 11月22日

    洋画実習室は大きな作品が一枚と絵具がいくつかある。

    洋画三浦先輩

    川北:こちらの作品を作るにあたってのコンセプトを教えてください。

    三浦:えーっと。自然物の形態っていうのに重きを置いていて、今、少し前から地図をモチーフにしていて。海岸らへんの自然の海に沿ってきている感じとか、川から流れてきた土砂の自然物っていうのをこのパネルの上に再現して、それに従った絵具の動きを表現するっていうのがコンセプトになりますね。

    洋画三浦先輩

    川北:こちらの作品を作られたのはいつからですか?

    三浦:これは、10月半ばからですかね

    川北:こちらにも作品がありますね。こういった作品を作ろうと考えだしたのはいつ頃からですか?

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    三浦:前期で地図をモチーフに作品を作ったんですけど、僕がしたかった事とイメージが合ってた、っていう。凹凸にそって流れていく絵具とか、へこみにたまる絵具がいいなぁって。油絵についた水とかパネルの微妙に斜めになってる部分に沿って流れていく痕跡。絵具が自動で動いて出来たっていうのがおもしろいなと思ったんです。

    インタビュ1−2

    川北:お手本にされた方とか、尊敬されている方とかはいらっしゃいますか?

    三浦:お手本にしたっていう画家はいないですね。尊敬してる人かぁ。うーん。フランク・ステラとか。フランク・ステラの場合は抽象というかその作品のパネル自体が作品といった感じで作ってたり。パネルを切ってそのものを作品としたり。結構僕はおもしろい考え方だなぁと思います。

     

    最初のインタビューは少し緊張しながらもとてもいいお話を伺えました。
    まだまだ白いキャンバスになにが描かれるかとても楽しみです。

     


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  • 「進級制作展2014」大津会場は2月19日から

    「進級制作展2014」大津会場は2月19日から

    2月19日(水)〜2月23日(日):「進級制作展 2014」/大津市歴史博物館
    2月20日(木):ファッションショー SEIAN COLLECTION 2014 「BORN」/京都文化博物館

    「進級制作展2014」大津会場は2月19日から

    「成安造形大学 卒業制作展・進級制作展 2014」京都会場の開催は、2月2日(日)にて終了いたしました。会期中たくさんのご来場、誠にありがとうございました。

    引き続き・・・
    2月19日(水)〜2月23日(日)大津市歴史博物館にて「進級制作展 2014」
    2月20日(木)京都文化博物館にて ファッションショーSEIAN COLLECTION 2014 [BORN]
    をそれぞれ開催いたします。

    この両イベントもご高覧いただきますよう、学生・教職員一同、心よりお待ち申し上げております。

  • 2月2日(日) 展示風景

    2月2日(日) 展示風景

    撮影:総合領域 1年生 松﨑智美

    2月2日(日) 展示風景

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    最終日の2日は休日ということもあってか、多くの人でにぎわっていました。

     

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    撮影:総合領域 1年生 松﨑智美

  • 1月27日(月)ファッションデザインコース 搬入作業

    1月27日(月)ファッションデザインコース 搬入作業

    1月29日、京都市美術館で午前9時ごろから搬入が行われました。

    1月27日(月)ファッションデザインコース 搬入作業

    1月29日、京都市美術館で午前9時ごろから搬入が行われました。

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    アクセサリーの組み合わせが難しい、と、松原さん苦戦…。

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    たくさんのアクセサリーをマネキンや板に飾り付けていく作業は、見ていても大変そうでした。

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  • 会場サイン

    会場サイン

    会場に配置した案内・誘導サインの制作過程をご紹介します。

    会場サイン

    卒業制作展・進級制作展といえば、短い会期で大量の作品を搬入出します。
    そして毎年メインテーマが変わるという特徴があります。

    そこで搬入出時は最大限コンパクトにでき、会場では最小限の作業で組み立てられる会場サインを考えました。
    本体をシンプルかつプレーンにすることで異なるメインテーマにも柔軟に対応できます。

    2014年のテーマは「成安満開」
    メインビジュアルの赤色と花のモチーフでポスターと関連付けています。

    最初は偶然の手遊びから生まれた形。
    そこからスケールモデル、実寸モデルでの検討を重ねて形状、寸法、素材の検討をして現在に至りました。

    会場サイン

    下にあるのが最初のラフ。1枚の紙を折って作成。

    会場サイン

    1/10スケールでの検討。この後、段ボールで実寸検討しました。

    会場サイン

    1つ1つ異なる案内・誘導サインを貼ってできあがり。

    会場サイン

    重ねて梱包。

    会場サイン

    たくさんのサインがこんなにコンパクト。

    会場サイン

    会場正面に設置。

    会場サイン

    会場サイン

    会場サイン

    現在地は花のオブジェで表示。

    会場サイン

    会場サイン

    優秀賞・奨励賞・佳作の表示にも1枚の紙から折りだした花のオブジェを付けました。

    会場サイン

    会場サイン

    目録やサイトに掲載したマップと連動しています。


    空間デザイン領域 2年生 石田・廣秋

  • 1月31日(金) 展示風景

    1月31日(金) 展示風景

    撮影:総合領域1年生 山本理佐子

    1月31日(金) 展示風景

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    撮影:総合領域1年生 山本理佐子