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永禮尊大さん 住環境デザインコース

卒業制作:schole 〜遊びに学ぶ場〜

住環境デザインコース4年生の永禮尊大(ながれたかひろ)さんに総合領域2年生の井上守晃が取材しました。


10回目 2月8日(土)

最後の取材はインタビュアーである井上の自宅で夕食後に行いました。

現代アートコースの花田さんとプロダクトデザインコースの品川さんもご一緒でした。

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 【卒業展覧会を顧みる】

井上:卒展を振り返って今どう思われているか、作品の自己評価や美術館での合評内容も含めて教えてください。

永禮:卒展の作品は欲しい形にならなかった。コンセプトまでははっきりできたと思うけど、その考えを形にできなかったよね。間が抜けてるっていうか、考えを形に変換する過程が問題。変換するための自分のやり方を確立する前に作ってしまった感じかな。今回の形もさ、もともとの学校のイメージにかなり捉われてるよね。プールが四角とか。

井上:管理されすぎてるとか子供の遊びにあまり自由が無いとか合評でも言われてましたよね。

永禮:機能的ではあるかもしれないけどね。塊を繋げてるだけみたいな。

井上:その反省を活かしてもう一度その小学校を作るとしたらどんな形になりそうですか?

永禮:遊びを具体的に分類して、その要素を造形に取り入れたいね。自然の中での遊びなら、その場所の何が良いのかってことを細かく考えて。

井上:子供がどんな遊び方をするかってことですね。

永禮:うん。コンセプトをちゃんと形にできるようにこれからがんばる。今わかってる欠点を克服しなきゃ。卒展の作品は良いきっかけになったよね。

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 【成安での4年間を顧みる】

永禮:1学年ずつ漢字にしてもいいかな?

井上:はい、どうぞ。例えですね。

永禮:1年生は“石”だな。

井上:石のように…

永禮:堅かった。それまでと全然違う美術の世界に入って戸惑って堅くなってた。そして2年は“崩”かな。適合しようとがんばって崩れた。3年は“変”にしとこうか。

井上:がんばって変われたんですね。

永禮:うん。変わろうとがんばりすぎて3年の後半はしんどくなっちゃった。自分の存在がかなり曖昧な感じになって。

井上:4年生ではどうなりましたか?

永禮:4年生になってからは自分の存在が明確になってきたな。意識レベルが一段階上がった感じ。自分のことなんだけど他人事だと思ってた時間が長かったんだけど。昔から大切にしてたものに出会えたからだろうな。

井上:気づいたってことですか?

永禮:そうかもね。まぁ、ある人物なんだけど。表面に見えないものや言わないことの大切さに気づかされた。

井上:4年生の漢字はどうしますか?

永禮:“転”だな。

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永禮:2014年のこれからは“子”だね。一つの世界が終わり次の新しい世界が始まるみたいな。

井上:大学生活が終わり次の社会に出るってことですね。

永禮:“子”って字は一(始まり)と了(終わり)からできてんの。俺が一番好きな漢字なんだけど。

井上:なるほど。よく名前にも使われますよね。

永禮:うん。住環境デザインの4年生に後藤美子っているじゃん。

井上:はい。

永禮:よしこって名前好きだわ。最強だと思う。完璧じゃない?

井上:完璧…なんですか?

永禮:生を受け死ぬまで美しいっていいよね。人の一生がそこにあるんじゃないかと思う。

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【今後の目標】

井上:建築家になって彫刻もやるんですよね?

永禮:うん。もともと彫刻したくてこっちの世界に入ったからね。彫刻やりたいって言ったら父親に反対されて、建築の方をまず職業にしようと思って住環境デザインに入った。

井上:彫刻家になるために建築から入ったんですね?

永禮:そう。建築家であり彫刻家でありたい、芸術家みたいな建築家になりたいってことかな。今はほとんど居ないと思うけど。まずは建築士の資格取らなきゃな。

  【後輩へ】

井上:成安の後輩にアドバイスをお願いします。

永禮:夢を持て!情熱が無いと流されるよ。

井上:ざっくりですがとても大切なことですね。

永禮:夢を持ってる人少ないよね。俺も去年やっとできたんだけどさ。まぁ、安定とか好きな奴は気にすんな。

井上:そうですね(笑)ありがとうございました。永禮さんの取材できて楽しかったです。またお食事しましょう。

永禮:俺も楽しかったよ。ありがとう。また来るわ。

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9回目 1月31日(金)

卒業制作展3日目。

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今回は壁に設置されていたパネルの詳細をご覧いただきます。schole 0-5

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住環境デザインコースの合評は京都市美術館でも行われました。

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8回目 1月28日 (火)

本番前日、京都市美術館での搬入です。

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分割して運搬した模型はここで仕上げられました。

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模型のサイズは150分の1です。

とても大きくて豪華な小学校だと思いました。

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7回目 1月27日(月)

卒業制作展本番を2日後に控え、梱包作業に入られました。

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主に模型の土台に使われているカネライトが緩衝材として使われています。

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梱包が終わったらトラックに積み込みです。

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6回目 1月26日(日)

展示台に使う部品にペンキを塗る作業です。

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翌日はトラックに積み込みです。


5回目 1月15日(水)

この日は模型作りを進められていました。

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スチレンボードを部品の形に切り出してくっつける作業です。

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指されている所が1クラス分の教室になる空間です。

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だんだん細部が形になってきました。

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 4 回目 1月7日(火)

実習室に入ると永禮さんは栗を召し上がっておられました。

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パネル用の図面を制作中でした。

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JWというソフトを使われているそうです。

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3 回目 1月6日(月)

2014年最初の取材は実習室にお邪魔しました。

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井上:あけましておめでとうございます。

永禮:おう、あけおめ。

井上:髪、かなり減ってますね。

永禮:うん、変かな? 自分で切った。

井上:うーん、若返ったというか、似合ってると思います(笑)

模型かなり進んでますね。

永禮:そうかな? まだ細かい所作ってないけど。間に合うでしょ。

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井上:やっぱりだいたい低い建物なんですね。高くても二階くらいかな。

永禮:うん、だいたい地下。教室も地下だし。カフェが5mくらいあるけど。カフェは円柱のやつね。

井上:永禮さんが地下を活用して、あまり高い建物をデザインしないのは景色や自然の邪魔をしたくないからでしたっけ?

永禮:それもあるけどね。作りたくないから(笑)

井上:え、作りたくないとは?

永禮:見られたくないって気持ちもあるよね。恥ずかしい。形作るの苦手だし。俺自身洞窟に住みたいとか思ってるから。

井上:そんな気持ちが現れてるんですね? なんか秘密基地っぽくも思える。

永禮:うん、たぶんそんな感じ。

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粘土で作られたこのスタディは永禮さんが今回の作品で最初に手で作られた形です。

 


2 回目 11月27日(水)

2回目の取材はインタビュアーである僕の部屋で、夕食と共に始まりました。

人生初だと笑いながらアボカドを潰す永禮さん。

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現代アートコース4年生の花田さんと日本画コース4年生の藤田さんも参加されました。

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永禮:そろそろ見せようか?
今日は今までの作品見せてって言ってたからポートフォリオのデータとか持ってきたよ。まとめてる途中のやつだけどね。

井上:そうですね。見せていただきます。

藤田:おぉー、見たい見たい!

井上:ありがとうございます。

花田:私ポートフォリオとか・・・(笑)

藤田:永禮君の漢字ってこんな難しい字だったんか。私ずっと流で一文字だと思ってたわ。へぇー。

花田:私も最初読めんかった。

永禮:うん、最初から読めるは人珍しい。この前宅配のおっさんに、お名前えいれいさんですか?って聞かれたもん。
ながれですって言ったら、ながれそんだいさんですかって言われてさ。ながれたかひろですって説明したわ。たぶんその人最初は、えいれいそんだいって名前だと思ってたんだろね(笑)

井上:たかひろの方は一発で読んでほしいですよね。これ2年の課題ですか?

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永禮:そう。この頃かなり不器用でさ、このへんガッサガサなんだよね。

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永禮:自分が子供の頃楽しかった秘密基地のイメージを入れてると思う。

井上:最初の時も秘密基地アツく語ってましたね。

花田:男の子は いくつになってもそういうの好きだよな。

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永禮:次のは3年でやった遺跡博物館のデザイン。

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井上・藤田:かっこいい!

永禮:これは結構先生に好評だった。これ形良いって先生も言ってくれたね。右利きが左手でサラッと書いたみたいなかっこよさがあるって。
遺跡って地下から見つかったもんだから古墳のデザインを参考にしてみた。だから展示も地下だよね。

藤田:まるっとした所と尖ってる所のバランスがいいね。永禮君円好きなん?

永禮:そうなんかなぁ。

花田:よく円使ってるよね?

永禮:うん、そうやな。色んな所に使い易いんじゃない?
完成されてる形だし。俺形作るの苦手だし。

井上:円って守られてる感じしますよね。

永禮:そうそう。これも三年のだ。劇的住宅。

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永禮:これは建築の要素と彫刻の要素を混ぜて一つの住宅にした。

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建築と彫刻

永禮:彫刻的な部分って建築的と比べると機能性は無いんだけど、精神的には住む人に影響するじゃん?
それって精神性を考えた物作りだと思うんだよね。アートやデザインだけじゃなくて色んな分野に云えることかもしれないけど、これからは精神的な影響を考えて作ったり行動する人が多く出てくるんじゃないかなって色々見てて最近思う。

井上:そういう人が成功し易い世の中になりそうですね。

永禮:進級展にさ、さっきの遺跡博物館とこの劇的住宅のどっちを出すか迷ってたんだけど、最終的に劇的住宅の方だけ出した。先生は両方出してもいいとか言ってたし、博物館の方が良いって思ってたかもしれないけどね。俺は遺跡博物館を出すのは嫌だったの。

井上:かっこいい形ができたのにですか?

永禮:うん、だって形だけだから。精神性を考えてなかったし、その頃は形のかっこよさばっか追ってたからね。作った後で気づいたんだけど。

井上:劇的住宅の方が彫刻的要素という点で精神性を考えたデザインになり始めてたんですね。

永禮:そんな感じ。自分の思いが入った作品を出したかったからね。

 

このように永禮さんの制作は移り変わってきたそうです。

 

【コンセプトを形にする難しさ】

井上:永禮さんは精神性を大切にした物作りをしていきたいと言われましたが、今までそのコンセプトをどれくらい形にできてると思いますか?

永禮:うーん、半分くらい? いや、半分もできてないと思う。

井上:そうですか。

永禮:うん、まだまだ。

花田:どの分野でも難しいよね。形にしてみるとなんか違うってよくある。

永禮:だよね。自分が実現したいコンセプトを形に置き換えるテクニックをこの4年間で得たかったな。
アートにしてもデザインにしても、なんでそのコンセプトでその形なの?って思う物が多すぎるじゃん。
だから自分はそこをがんばりたいなって思う。

井上:伝えたいことと形のズレを埋める作業ですね。

永禮:うん、もっと早く気づけばよかった。

井上:いつ頃から意識し始めたんですか?

永禮:4年の後期かな、ちょっと遅いよね。

井上:小学校のデザイン、どこまでコンセプトが形になるのか楽しみです。

藤田:完成が楽しみだね。

永禮:がんばるわ。

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【タイトルについて】

永禮:タイトルどうしようかな。そろそろ決めんとね。

藤田:学校(school)の語源って古代ギリシャ語で暇とかだったよね。もともと暇つぶしの遊び場だったとか。
永禮くんの作品の話聞いてて思い出したわ。

永禮:へぇー、そうだったんか。知らんかった。調べてみるわ。

後日永禮さんがschoolの語源を調べて今回の作品に合うと思い“schole ~遊びに学ぶ場~”というタイトルに決定されました。

【子育て】

井上:永禮さんは自分の子供だったらどう育てたいか考えたことありますか?

永禮:えー、子育てか。したくないなぁ。怖い。
こんな自分が育てたらどんな大人ができちゃうか怖いよね。

井上:確かに、僕も怖いと思います。特に幼少期は。

永禮:小さい頃って周りの大人がやってること教えてることが当たり前だと思うし、自分が育てられてる環境が当たり前だと思っちゃうからね。その子が大人になって子育てするときにそれをベースにするかもしれないし。

井上:悪循環になるとますます怖い。実際そうなってる家族もあるんでしょうね。

藤田:悪いものよりも良いものを先に見せてあげなきゃね。人間関係も。

井上:なんでも一流のものってなるとお金かかるけど、できるだけ誠意あるものを見せるべきだと思います。

花田:そやな。私結婚すら考えてないけど。

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永禮:最近は他人の子育てには口出ししないのが普通じゃん?

藤田:そういう風潮だね。

永禮:うん。でも俺は口出ししちゃうんだよね。ていうかできるだけ言うようにしてる。

井上:親戚や知り合いの子供じゃなくてもですか?

永禮:そう。だいぶ前電車乗ってる時にさ、ベビーカーに小さい子乗せた母親を見たんだけど。その子供泣いてて、でも母親はすごいめんどくさそうな顔してんの。抱っこしてあげないんかなって思って見てたら、ベビーカーについてるカバー下ろしちゃって。

花田:ひどい。

井上:不安だから泣いてたんだろうに、真っ暗にされたらもっと不安になっちゃいますね。

永禮:だよな。その時このままじゃダメだなって思って迷ったけど、結局何も言えんかったんよね。
それを今でも思い出して後悔するから気づいたら言うようにしようって思ってる。その子がこのまま育てられたらどうなるんだろうって俺が悲しくなるから。

井上:勇気出さなきゃ言えませんね。でも後悔するなら言った方がいい。

永禮:気になると言いたくなる。めんどくさい性格なんだろうな。

このようなエピソードを含めてゆっくりお話でき、永禮さんがどんなことを気にしながら生活しているのか、制作に込めている思いも少しずつ知ることができました。

長い夕食会は空が明るくなった頃お開きとなりました。

 


1 回目 11月18日(月)

この日は初取材で、永禮さんがよく作業されている実習室でお話しました。机の周りには建物の図面や模型を作るための材料が置かれていました。

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住環境デザインコースの実習室にはたくさんの模型がいつでも見えるように置かれています。

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永禮さんが最近粘土で作られている物もありました。

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このように初期段階の構想を形にした物をスタディと呼び、この簡単な模型を用いて外観のイメージやデザインを検討するそうです。

永禮さんは特に制作に関してのリサーチや試作が豊富だと担当教員から聞いています。

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井上:お久しぶりです。授業お疲れ様でした。

永禮:久しぶり。今日はよろしく。

井上:よろしくお願いします。永禮さん、寒くないですか?(足下を見て)

永禮:今日も寒いな。

井上:そうですね、なのに下駄ですか?

永禮:あぁ、うん。今日は下駄だよね。靴下ここにあるけどな。

井上:校内で下駄履いてる人珍しいですよね。しかも冬に。

永禮:でもこの学校ならあんま目立たないよね。

井上:そうかも、他の学校よりは。

永禮:うん。

井上:はい、さて、今日が初回ということで主に卒業制作のコンセプトについてお聞きします。

もうかなり決まってる感じなんですよね?

永禮:そうそう、一応紙にまとめて持ってきたわ。ちょっと長いんだけど。

井上:ありがとうございます。

 

〈コンセプト:永禮さんより〉

現代の子供に対する学校機関や教育方法について疑問を感じている。戦後、表面的な海外からの快適性を取り入れた結果、本来大切にしなけばならない精神性を日本人は置いて行ったのである。彼らはからっぽなのである。その精神性の一つに遊びがあり、それは子供達にとって重要な存在である。彼らは遊びの中で個を形成していくための要素を吸収している。遊びに学ぶことにより、表面上の暗記のような事柄ではなく本来の自分自身が持っている個の素質を引き出すことができる。それは彼らの土台になるのである。それができていない子供達は、基礎を無しに建物を建てているようなものだから・・・つまり、遊びは大切なんだよってことを云いたいんだよね。

 

永禮:がんばってコンパクトにまとめてみたけど、やっぱ長いね。

井上:この作品は子供の教育について深く関わってるんですね。今回はこのコンセプトに基づいて、永禮さんがデザインする小学校という形で作品にするんですよね?

永禮:うん、そうだね。今の子供達の遊びって劣化してると思うから。

井上:遊びの劣化ですか?

永禮:うーん、遊びの環境の劣化だね。

井上:それは自然が減っていたり社会が危険になってきているからですか?

永禮:そういうのもあるね。今は外や公園で遊ぶのを危ないって制限される時代だし。俺は小さい頃、川で遊んだり木に登ったりもよくしてたし、そんなとこで友達と集まったりもしてたけど、最近はそんな子供達少ない気がする。

井上:ワイルドな子供だったんですね、ちょっと意外です。

永禮:ワイルドなのか。最近はあんま運動してないけどね。秘密基地とか作ってた。作ったこと無い?

井上:秘密基地・・・あるような気もするけどそんなガチで作ったことは無いと思います。

永禮:そっか、俺はよく作ってたよね、秘密基地。下が崖になってるのに不安定な木の上に作ってた。下手したら死ぬよね(笑)

井上:危ないことしますね。楽しそうだけど。

永禮:うん。やっぱ子供達にとって秘密基地とかって大切だと思う。大人達から隠れて遊んだり自分なりに考えるのが大事なんだよね。

遊びの環境の要素にさ、時間、場所、方法、集団ってあるのね。最近はその集団、子供達が集まる場所が少なくなってる気がする。というか、室内で遊んでるよね。大きな集団での遊びが減ってくことで子供達の精神的な成長に関わると思うんだよね。

井上:小さい子供達って遊ぶ集団の中で自分の役割や立ち位置をだんだんわかっていきますね。コミュニケーション能力も発達するだろうし。

永禮:そうそう、そうなんだよね!大人社会に向けてそういう体験って大事だよ。喧嘩ってとにかくダメなことみたいに教育されてるけど全然喧嘩せずに育つのはまずいよな。心をぶつけ合わないとお互いわかり合えないこともあるし、子供は喧嘩して成長するから。最近いじめが多いのはそのせいもあると思うよ。

井上:そうですね。大きくなってからじゃもう遅い経験かもしれませんね。大人になってから喧嘩したり暴れたらもっと危ない。

永禮:そうそう、そうなんだよね。

井上:ではこの作品で永禮さんは、子供達が遊びを学ぶ所、遊びに学ぶ所としての小学校のデザインを提案されるんですね?

永禮:うん。最近の小学生は時間に追われてるからね。小学校は子供達が集まれる場所だから遊びを取り入れることによって改善できるかと思ってね。それに勉強では引き出せない個性や力を引き出して、心を外に向けられるような小学校にできたらいいなと思ってる。

井上:次の取材ではそれが具体的にどんな形になるのかと、今までの制作についてもお聞きしようと思います。

永禮:おっけー、次もよろしく。

井上:はい、ありがとうございました。

 

このように初回のお話では卒業制作のコンセプトやそこに至った理由、そして永禮さんの現代の教育に対する思いにも触れることができました。

 

実習室での取材後体育館に移動して、現代アートコースの花田さんやインタビュアーの後輩達とバスケットボールをされました。

激しい運動は久々でしんどいとおっしゃっていましたが積極的に汗を流されていました。

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