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岸本倫子さん グラフィックデザインコース

作品タイトル:「層」
グラフィックデザインコースの岸本倫子さんの卒業制作をメディアデザイン領域1年の前田実胡が取材しました。


4 回目 2月13日

前田:今回で最後の取材なのでよろしくお願いします。

前田:卒業制作を終えてどうですか?

岸本:なんかね、終わったねって。あんまり実感ないです。今いろいろやってるから課題が1つ終わったって感じかな・・・。

前田:卒業制作で印象に残っていることはありますか?

岸本:うーん・・・。壁を立てるときに業者さん5、6人くらいでやってもらって。「これで良いですか?」「良いですよ!」って。私ずっと指示してるみたいな。作品作ってるときはずっと1人だったけど最後の最後で大人数で作業したっていうのが印象的でした。おかげで綺麗な展示ができました。

前田:制作中にトラブルってありましたか?

岸本:私は特になかったかな・・・。もともと作業進むのが遅いって分かっていて前期から形にしようと思ってやってたからスムーズにいったと思う。グラフィックデザインコースの展示スペースに入った所にポスターがたくさん展示されてたの覚えてる?

前田:はい、覚えてます。ポストカードもありましたよね。

岸本:うん。それを私が企画したから少し大変でした。コースのみんなに「自分の作品のミニマルポスターを作ってほしい」と依頼して制作してもらったり、希望者にはポストカードも作ってもらったし、ポストカードの展示台をデザインして発注したり・・・。いろんなことを同時にやってたからその辺で少し混乱したかな。

前田:最後にですが、将来について教えて頂けますか?

岸本:研究生としてとりあえず1年間残ります。3年からグラフィックデザインコースに移ったからまだもう少し勉強しようと思って。

前田:絶対これだけはやってみたいことってありますか?

岸本:そういう凄いこと考えたことなくて・・・。成安に入る時も「あ、ここ良い」って感じで・・・。直感で入ったから仕事もそんな感じで選ぶのかも。ちゃんと考えないといけないけど。でも今まで直感でやって上手いこといってきてるからこれからも自分でおもしろいなって思ったことをやっていきたいな。

前田:最後まで取材受けてくださりありがとうございました。

岸本:いえいえ、ちゃんと答えれてるかな?ありがとうございました。

 

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撮影者:神藤剛


3 回目 1月27日

今回は搬入作業の様子を見せていただきました。

作品や備品は学校からトラックで会場に運ぶので、搬入作業は大学での荷物の積み込みから始まります。

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岸本さんも髪を結んで作業を始められました。

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トラックの横が開き、大きな荷物が積まれ始めました。

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岸本さんを始め、4年生の方々は常に笑顔で作業をされていました。

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2台のトラックに荷物が積まれ、グラフィックデザインコースの積み込み作業は終了しました。

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最後に少しだけお話をさせていただきました。

前田:お疲れさまでした。積み込み作業どうでしたか?

岸本:腕が・・・!腕がいたい!

と笑顔で答えていただけました。

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2 回目 12月18日

今回は作品の進行状況や制作の様子を取材しました。

 

前田:こんにちは。よろしくお願いします。

岸本:よろしくお願いします。

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前田:これも作品の1つですか?

岸本:うん。今試作なんだけど・・・。波の映像を映像じゃなくて紙で地層みたいに重ねて、波が繋がって行くみたいな・・・。波の映像を撮って、その映像を1秒24コマにして、印刷して重ねて行くっていう作品です。これはどこかの海なんだけど、地元が沖縄なので本番は沖縄の海の映像で作ろうと思っています。これは10秒くらいの映像を使ったかな。

前田:本番は何秒とかって決められていますか?

岸本:本番は300ページくらいで作る予定です。

 

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前田:これも作品に関係しているんですか?

岸本:うん。断面図を見せたくて。これは空の情報を載せようと思って一日色が変わっていく写真をシュレッダーにかけています。まだ試作だけど縦長にしようと思っています。
地球を層化したテープ

岸本さんのメモ

岸本:これは断面を見せたくて・・・。断面を見せることで面白い発見があるとか、普段見ているものの情報を層にしたときに違うものに見えるっていうのをやっています。今やっているのがロール紙の断面を見せたくて、地球の断面を作ってます。断面って言うか、表面をロールで作っていくんやけど、こいつは赤道の大陸の部分に色を塗っている感じです。40メートルのロール紙で作っている感じで、100万分の1スケールです。

前田:卒業制作展では100万分の1の地球が見れるってことですか?

岸本:そうそう。

前田:塗ってあるところは全部手で?

岸本:そう、スプレーで。印刷できないって言われて・・・。ただ色塗ってるだけじゃなく、ちゃんと陸の形になっています。

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前田:手作業って先が長いですね・・・。

岸本:でも1つのロールを作るのに2日くらいでできるかな。

 

今回は作品の説明だけでなく、制作過程を見せていただきました。これから作品がどのように変化していくのか取材していきたいと思います。


1 回目 11月21日

この日は前期から制作されていた作品を中心にお聞きしました。

岸本さん1

前田・鄭:よろしくお願いします

岸本:答えれるかな

前田:卒業制作ってどんな作品を作られるんですか?

岸本:前期から2つ作品作ってて、そのうちの1つを卒制にしようと思ってて。あ、パネルあるわ。パネル見たほうが良いわ。前期に皆こんな感じにやりますみたいなの作ってて。

岸本さん2

岸本:卒業制作はこっち(画像左)をやることになったんだけど・・・。自分の好きなことと苦手なことを最初テーマにして考えてて、嫌いなものが算数だったの。算数の自分の解釈をして、本を作るみたいなことをこっち(画像右)でやってて・・・。

前田:反対のものをテーマにしたんですね。

岸本:うん。好きなものは地層を見るのが好きでってことから始まって、重なっているやつをテーマに層を作ることをしています。本とかシュレッダーにかけたり今やっているんだけど、情報を層にするのが一番の大きいテーマ。

岸本さん3

岸本:今ここにあるのが波の情報なんだけど、波の映像を映像じゃなくて紙で地層みたいに重ねて・・・。
小口って言うんだけど、小口に印刷されているの見たことがある?

前田:あります!

岸本:ああいうイメージで最初作ろうと思って、こんな感じに写真を重ねて、こっちに波が繋がって行くみたいな作品。
紙を使った作品を卒業制作でやっています。

岸本さん4

岸本:前期に作っていったものがこれになります。

前田:これ!さっきから気になっていました。

岸本:これは大草ゼミで作ったやつで・・・。

前田:今は南ゼミですよね?

岸本:そう、グラフィック前期は2つのゼミに分かれてやってて、大草ゼミと今の南ゼミ。後期は南ゼミだけに来てるんだけど・・・。時計や時間が苦手で・・・。算数セットとか覚えてる?

前田・鄭:はい。

岸本:そういうのを作ろうと思って・・・。最初この本を作って・・・。掛け算のゼロの段の答えが全部ゼロになるのが小さい頃意味分かんなくて・・・。何でゼロになるのみたいな。小さい頃の自分の解釈でこのゼロの段のゼロが口なんだけど、ゼロが食べちゃうの。

鄭:かわいい。

岸本:想像したら理解できて。

岸本さん5

岸本:セットにするから何個か作ろうと思って、さっき言ってた時計なんやけど、12まで数があるやんか。例えば夜中の10時を22時っていう切り替えがわかんなくて。1の時に長い針が来てたら5分って意味やんか。なんで1なのに5なのみたいな!笑

前田:確かに分かりにくいですよね

岸本:そんな感じで数字が嫌いで、もう分けわかんないと思って。これ作ったのは色が好きだから色で全て認識しようと思って・・・。長い針と短い針って感じにして、上に時、下に分が来るようにして色の組み合わせで何時何分だみたいな・・・。
何時何分だってよりは、今この色の組み合わせの時間だくらいの感覚でとらえるものを前期で作ったよ。

南先生:売ってたやつ?

鄭:売ってはったんですか?

岸本:アートマーケットでブローチにして売ってました。笑

 

今回のインタビューでは卒業制作のテーマやこの作品を作ろうと思ったきっかけなど、作品を見ただけでは分からない岸本さんの作品に対する思いを知ることができました。

 


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